阪神尼崎駅近くの尼崎市総合文化センター（尼崎市昭和通2）2階ギャラリーアルカイックで現在、写真展「みやけなおこと尼人達展」が開かれている。

新コーナー「尼の匠ミ」関連の展示も

　2003年に初開催し、今回で12回目となる同展。エフエムあまがさきで毎週金曜15時から放送している「みやけなおこのあいあいワールド」でパーソナリティーを務める三宅奈緒子さんが、尼崎市内を歩き、出会った人とトークする模様を放送する同番組の人気コーナー「みやけなおこと尼人達」で紹介した人や風景写真を展示する。

　三宅さんは「初開催時は掲示板に写真を貼り出して『文化祭』のようなノリだった。ギャラリー展示になっても思うようにPRできず、来てくれたリスナーと一緒に来場者を待ったことも。今では写真展を通じて来場者同士のコミュニティーが広がり、たくさんの人が来てくれるようになった」と振り返る。

　同番組は、放送15周年を迎え4月に番組内容をリニューアル。それに合わせてスタートした「尼崎のものづくり」に関わる企業を紹介する新コーナー「尼の匠ミ（たくみみ）」で取り上げた計8社の写真も展示する。三宅さんは「NASAやJAXAから発注が来る金属加工会社や、職人歴63年の現役社長が率いるタンクローリー製造企業などさまざま。こういった技術や人が尼崎を支え、世界へ発信しているんだと実感する。ラジオ番組なので言葉で伝えるのは難しいが、専門用語など今までよく知らなかったことに出合えるのでとても楽しい」とほほ笑む。

　今後の展望について、「15年放送を続け、さまざまな人に出会ってきた。でもまだまだ出会えてない人や企業ばかり。これからもどんどん街に出て『尼崎』を究めたい。写真展もコンスタントに開催して、自分が見て感じた尼崎のいいところを多くの人に知ってもらえれば」と意気込む。

　開催時間は10時～17時。入場無料。8月22日まで。問い合わせはエフエムあまがさき（TEL 06-6483-2500）まで。