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尼崎の洋菓子店「甘由」1周年 「ココロとカラダに心地いいケーキ作り」掲げ

スポンジにフルーツを挟んだ「甘由サンド」。国産小麦を使うことで、スポンジがよりふわふわな食感に仕上がるという

スポンジにフルーツを挟んだ「甘由サンド」。国産小麦を使うことで、スポンジがよりふわふわな食感に仕上がるという

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 尼崎・東難波町の洋菓子店「甘由(あまゆい)」(尼崎市東難波町5、TEL 06-6415-8866)が12月1日、1周年を迎えた。

店内の様子。客層は、30~40代の女性を中心に近隣住民の利用が多いという。藤林さんは「皆さまのおかげで1周年を迎えることができた」と感謝を述べる

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 店主は、データヘルス計画等企画・立案支援事業、特定保健指導受託業務などを展開する「ウェルクル」(大阪市)社長の田中学さん。「ココロとカラダに心地いいケーキ作り」をコンセプトに、同社社員の妹でパティシエの藤林あゆみさんを店長に迎え、異業種の洋菓子店を開業した。店舗面積は約15坪。テイクアウトのみ。

 メニューは、ショートケーキ(450円)、モンブラン(430円)、焼き菓子(150円~)など約25種類。さっぱりとした風味で素材の甘みを引き立てるという鹿児島県産ブランド卵「ヘルシーたまご」や、北海道産の牛乳・生クリームなどを使い、甘さ控えめに仕上げたスイーツをそろえる。今年10月には、「より安心安全なケーキをお客さまへ届けたい」との思いから、使う小麦を全て国産小麦に切り替えたという。

 同じく10月、新商品「甘由サンド」(400円、以上12月1日時点)を発売。スポンジ生地でフルーツやクリームなどをサンドイッチのように挟んだもので、「さまざまな状況下でも片手で食べられるケーキ」を目指したという。

 甘由サンドが誕生した経緯について、藤林さんは「職場や車内、スポーツ観戦などでは、お皿とフォークが必要な生ケーキは除外されてしまう。『片手で食べられるケーキのスタイルは何か』を考え、開発した」と話す。

 今後の展望については「焼き菓子を強化するため、新たな工房も設置した。新商品リリースを始め、通販事業の展開など、新たな試みにチャレンジしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。水曜・木曜、12月26日・27日休み。「甘由サンド」の販売は12月20日まで(再開日未定)。

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