尼崎市を拠点に活動するピッコロ劇団の第74回公演「から騒ぎ」が10月6日から、県立尼崎青少年創造劇場「ピッコロシアター」(尼崎市南塚口町3)大ホールで上演される。
同作は、若者たちの恋が引き起こす騒動を描くシェークスピアの恋愛喜劇。今回の公演は、2020年に刊行された喜志哲雄さんによる新訳を初上演するもので、演出を文学座の鵜山仁さんが担当する。
物語の舞台はイタリア・シチリア島。領主ドン・ペドローと共に戦から凱旋(がいせん)したクローディオーとベネディック。クローディオーは知事レオナートーの娘ヒーローに恋をし、ドン・ペドローの仲介により結婚の約束を交わす。一方、ベネディックと知事のめいベアトリスは、顔を合わせれば言い争いばかり。素直になれない2人を周囲は結び付けようとする。そんな中、クローディオーをよく思わないドン・ペドローの弟ドン・ジョンは、クローディオーとヒーローの結婚を邪魔しようとする。
開演時間は、6日=18時、7日=14時、8日=11時、16時、9日・10日=14時。チケット料金は一般=3,500円、大学生・専門学校生=2,500円、高校生以下=2,000円。未就学児入場不可。問い合わせ先はピッコロ劇団(TEL 06-6426-8088)。