尼崎市が現在、「あまがさきの身近な自然写真コンテスト」の作品を募集している。
尼崎の自然を多くの人に見てもらい、守り育てることへつなげようと、1989(平成元)年に始まった同コンテスト。「あまがさきの身近な自然」をテーマに、野鳥、昆虫、植物、市内の自然風景など、毎年さまざまな被写体の作品が寄せられており、昨年は市内外から339点の応募があったという。
同コンテストを担当する、市環境創造課の田代実桜さんは「昨年寄せられた作品に、木の空洞の中にいる鳥を写した作品があった。普段は飛んだり電線に止まったりする姿しか見かけることがないので、『鳥の日常生活』を見せてもらった気持ちになった」と話す。
今回から、誰でも応募できる「一般部門」に加え、新たに「学生部門」も設けた。市内小中高校、大学などが対象で、個人ではなく学校単位での応募となる。田代さんは「コンテストを機に尼崎の身近な自然を体で感じ取り、環境に対する興味を持ってもらえたら」と参加を呼びかける。
市内で2020年以降に撮影された未発表の作品が対象で、サイズはA4以上四つ切りワイド以下。1人10点まで応募可。大幅な画像処理加工を行った作品は応募不可。応募締め切りは8月31日。