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尼崎の企業がアトリエ付き住居「クリエーティブ賃貸」 開設へ向け取り組み進む

アトリエ付き住居イメージ

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 ガス機器のメンテナンスなどを手がける関西興業(尼崎市道意町6)が現在、同社が所有するマンションの一部を活用したプロジェクト「アーティスト・クリエーター向けクリエーティブ賃貸」を進めている。

開設を予定するマンション。「空き室が多く活用に悩んでいた。マンションを軸にまちづくりなど地域貢献へつなげたいという思いもあり、今回のプロジェクトが立ち上がった」と大谷さん

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 全国でまちづくりやリノベーションプロジェクトを展開する「エンジョイワークス」(神奈川県)と共に進める同プロジェクト。築50年を迎える10階建て賃貸マンションの4階全体、5階一部をアトリエ付き住居などにリノベーションし、尼崎周辺で活動する芸術家やクラフトなどものづくりに取り組む人、芸術を学ぶ学生に貸し出す計画で、地域住民向けのシェアアトリエも設置する。

 4階に設けるアトリエ付き住居6室は、約40平方メートルのワンルームで、入居者が壁に絵を描くなど自由にカスタムできるよう「コンクリート現し」仕様となる予定。入居者が希望すれば「Airbnb」を通じて民泊として貸し出すことも可能だという。同じく4階に施設利用者が自由に使える共有アトリエ1室、4階・5階に合わせて計12ブースのシェアアトリエを設置する。利用料は、アトリエ付き住居=月6万6,000円、シェアアトリエ=月3万円を想定する。

 現在、まちづくり参加型クラウドファンディング「ハロー!RENOVATION(リノベーション)」でプロジェクトへの投資を募っている。関西興業の大谷昌義さんは「尼崎の築古賃貸マンションから、クリエーティブ賃貸を通じて新しい賃貸の形を提供したい。応援してもらえれば」と呼びかける。

 クラウドファンディングは6月15日まで。

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