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尼崎商業施設に「NEXT10 FOOTBALL LAB」開校 交流スペース「まなびのひろば」も

人工芝コートの様子。「小さい頃は兄弟で砂のまじった土の上で練習していた。ここはとてもいい環境だと思う」と堂安さん。スクール開校時間外は一般貸し出しも行う

人工芝コートの様子。「小さい頃は兄弟で砂のまじった土の上で練習していた。ここはとてもいい環境だと思う」と堂安さん。スクール開校時間外は一般貸し出しも行う

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 あまがさきキューズモール(尼崎市潮江1、TEL 06-6493-5583)に「NEXT10 FOOTBALL LAB」「まなびのひろば」がオープンして1カ月がたった。

フードコート横に開設した「まなびのひろば」。面積は約25平方メートル。「あ・ね・も・ね」開催時は、おもちゃやマットなども用意する。「気軽に立ち寄れるような場所を緩くつくりたい」と島田さん

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 あまがさきキューズモール屋上に開設したフットサルコート「RDフィールド」を拠点とする「NEXT10 FOOTBALL LAB」は、尼崎市出身の元プロサッカー選手・堂安憂さんが代表を務める園児(年中・年長)~小学生対象のサッカースクール。「まなびのひろば」は、地域の交流やつながりを育むコニュニティースペースで、学びや地域活動、子育てに関するさまざまな取り組みを展開する。両施設とも、あまがさきキューズモールが「地域コミュニティー活性化および地域貢献」を掲げて取り組む「ギャザリング活動」の一環として新設された。

 堂安さんが「サッカーと出合った尼崎へ恩返ししたい」との思いで開校した「NEXT10 FOOTBALL LAB」。堂安さんが実際にピッチに立ち、弟でサッカー日本代表の堂安律選手と考案した指導法を基にしたコーチングを行う。堂安さんは「小さい時にしっかり基本と技術を身に付けられるかで将来大きな差が出る。プロを目指す子どもたちを育てたい」と力を込める。

 栄養面や効果的な睡眠など体づくりに関する知識の習得や、「しっかりあいさつができる、自分の意見をはっきり言える」といった人間形成の部分にも注力。練習風景を撮影して全児童に送ったり、コートの空き時間を「自主練習時間」として開放したりするなど、自主的に学べるさまざまな取り組みも展開する。「今後は連絡ノートや3者面談などを取り入れ、人前でなかなか話せない子や保護者の声をくみ取れる体制を整えたい」と堂安さん。

 「まなびのひろば」では現在、地域活動に取り組む人と「何か役に立ちたい」と考える人とを結ぶ「地域のお悩みコンシェルジュ」、子育てに関する声を持ち寄る「まちの子育て保健室あ・ね・も・ね」などを定期開催する。「あ・ね・も・ね」担当の島田佐知子さんは「悩みや疑問について『こんなこと聞いていいのかな』『専門施設はハードルが高い』と考える人は多い。対応スタッフは多種多様な資格を持ち、悩みや思いに寄り添いながら『この悩みならこの人や施設へ』と次につなげることができるアンテナも持つ。話すだけで気が楽になることもあるので、どんな小さなことでも一度話してもらえたら」と利用を呼びかける。

 開催時間は、「地域のお悩みコンシェルジュ」=日曜10時15分~14時45分、「まちの子育て保健室あ・ね・も・ね」=木曜10時30分~12時、13時~14時30分。

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