音楽ライブ「ITAMI HANAUTA FESTIVAL Vol.1」が3月27日、伊丹の東リ いたみホール（伊丹市立文化会館）大ホール（宮ノ前1）で開かれる。

「ITAMI HANAUTA FESTIVAL Vol.1」イベントチラシ。子ども参加企画募集概要

　公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団と伊丹市が主催し、今回が初の開催となる。アーティストによる音楽ライブが行われるほか、子ども向け参加企画として、アーティストとのダンスや楽器演奏、合唱での共演や、出演者への取材体験、イベントカメラマン体験も実施される。

　2014（平成26）年から無料野外フェスティバル「ITAMI GREENJAM」を地域と共に開いてきた、一般社団法人GREENJAMが企画制作を担う。同法人代表理事の大原智さんは「新型コロナ禍で、音楽や文化が後回しにされる現実を痛感したのが大きなきっかけ。プロアマ問わず携わる人々が『当事者』として大切さを訴えたが、豊かな社会を目指す上では、より多くの人が『当事者』になる環境を作ることが重要ではと考えた。家族連れや子どもたちに、鑑賞するだけでなく、参加できる機会を提供したいという思いから生まれた」と企画経緯を話す。

　出演アーティストは藤巻亮太さん、韻シスト、DJダイノジ（ザウルス）。藤巻さんはイベント開催の3月に合わせて、学校の卒業式でもよく歌われる曲を子どもたちとセッションし、生演奏ヒップホップバンドの韻シストは共演バックダンサーを募集する。子ども向けのイベントを自ら展開しているというDJダイノジ（ザウルス）は、子どもたちが歌って踊れるDJパフォーマンスをするという。

　子どもの共演・体験参加企画は事前募集制で、申し込みはウェブサイトで受け付ける。定員はバックダンサー＝50人、楽器演奏、合唱＝各20人、記者＝10人、イベントカメラマン＝5人。応募受け付けは1月27日10時から2月20日（バックダンサーのみ15日）まで。参加費が別途必要。

　大原さんは「新型コロナの感染状況が新たな局面に入っているが、当日に素晴らしい表情の数々に出会えることを願って準備を進めている。背景には強い思いがあるけれど、企画へ参加する子どもや保護者、鑑賞する観客には、ただただ、このスペシャルな体験と時間を楽しんでもらえたら」と話す。

　開演は17時30分。入場料は4,500円、小学生以下＝2,000円、4歳未満は保護者の膝上無料。チケットの販売開始日は2月7日。前売り券完売の場合、当日券の販売はなし。全席指定。小学生以下先着150人を無料で招待する（チケットを持つ保護者の同伴が必要）。申し込みはチケット販売と同時に受け付ける。

　新型コロナウイルスの感染拡大状況により、内容などに変更の可能性がある。