「かつ丼吉兵衛 尼崎市役所前店」(尼崎市西難波町1、TEL 06-6439-6777)がオープンして1カ月がたった。
神戸・長田の地ソースを使った「ソースかつ丼」。サクサク食感のカツにソースと温玉が絡み、濃厚な味わいが楽しめるという
1979(昭和54)年創業の「かつ丼吉兵衛」。神戸・三宮に本店を置き、関西に実店舗10店を構える。関西エリアほか北海道、東京などでデリバリー専門のバーチャルレストラン12店舗も展開する。尼崎市役所前店の店舗面積は24.9坪。席数は21席。
尼崎市内では以前、阪神尼崎駅近くでテークアウト専門店を構えていたが2016(平成28)年に閉店。新型コロナ禍において「今津港町店」(西宮市)のデリバリー需要が高まり、尼崎からの注文も多かったことから、実店舗を出店した。
カツ丼メニューは、「玉子とじ」「ソース」「韓辛味噌(みそ)マヨ」「カレー」「期間限定メニュー」などを用意。「肉々しい創業当時の味」が楽しめるという肩ロース、やわらかくあっさりとした背ロースの2種類からカツに使う肉を選んで注文する。サイズも、ミニからカツ3枚の「とりぷる」まで幅広く展開する。一例として、「玉子とじかつ丼並盛」(背ロース=680円、肩ロース=780円)、「玉子とじかつ丼とりぷる」(同=1,380円、同=1,580円)など。「カツ丼に合う麺類」を追求し2019年にメニュー化した「生そうめん」(220円~)などサイドメニュー、定食もそろう。
尼崎市役所前店店長の森川誠さんは「かつ丼吉兵衛は、創業当時学生だったお客さまが子どもや孫を連れて利用されるケースもある。さまざまなサイズやメニューを用意し、店内にはカウンターとテーブル席を設けているので、1人でも家族でも幅広く利用してもらえる。テークアウトやデリバリー利用で『おうちごはん』にも役立ててもらえれば」と話し、「カツ丼を通じて活力を届けたい」と意気込む。
現在の営業時間は11時~20時30分(ラストオーダー)。