スリーマインド(伊丹市荻野3)が冊子「はじめての遺品整理お役立ちガイドブック 遺品整理の教科書」を作成し、10月1日から希望者へ無料配布している。
冊子「はじめての遺品整理お役立ちガイドブック 遺品整理の教科書」
同社は2016(平成28)年に創業。遺品整理や部屋の原状回復、残される家族が困らないための生前整理、介護生活や施設への入退去時の住まい整備などを主な事業とする。社長の屋宜(やぎ)明彦さんは、ガイドブック作成のきっかけを「『遺品整理業者にだまされた』『どうやって業者を選べばいいのか』『そもそも自分でしたい』という声をセミナーや相談会で多く聞くようになったこと」と話す。
そこで、遺品整理業界に20年以上携わってきた経験を基にガイドブックの作成を始めた。「自分は失敗したが、友人や知人には失敗してほしくないので知っておきたい」「終活の準備中」「もしもの時のため」「仕事で相談される機会がある」などさまざまな利用場面を想定。過去の相談事例から、遺品整理を自分でするか業者へ依頼するか、実際に行う時の手順など「初めての人でもこの一冊を見ながら進められる」内容にしたという。誌面には親しみやすく柔らかい印象のイラストを使い、同社のコーポレートカラーを中心に、優しい色合いに仕上げた。
冊子はA4サイズ14ページ。入手するには、同社ホームページの専用メールフォームから資料請求を行う。「まずは一般の方に正しい情報を知ってもらえたら」との思いから、当面は無料で、「1冊は自分用、もう1冊は必要な人に渡せるように」と1人につき2冊を郵送するという。屋宜さんは「気軽に資料請求をしてほしい」と呼び掛ける。