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尼崎で「新人お笑い尼崎大賞」本選会 無敵亭大我さんとオノマトペが大賞

「落語の部」表彰式の様子。本選会出場者・審査員ほか

「落語の部」表彰式の様子。本選会出場者・審査員ほか

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 「第22回新人お笑い尼崎大賞」の本選会が9月26日、尼崎市総合文化センター(尼崎市昭和通2)で開かれた。

「漫才・コント等の部」表彰式の様子。本選会出場者・審査員ほか

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 同賞は、尼崎から全国へはばたく新人芸人を発掘しようと、2001(平成13)年に始まった。過去の受賞者には友近さん、ゆりやんレトリィバァさんらがいる。

 今回、「落語の部」には33人がエントリーし、予選を突破して本選会へ臨んだのは6人。大賞には無敵亭大我さん、優秀賞・観客賞には呆っ人(ぽっと)さん、奨励賞には独楽家(こまや)なおい丸さんが輝いた。過去にも本選進出経験のある無敵亭大我さんは22歳、前回(第21回)開催時に優秀賞・観客賞を獲得した独楽家なおい丸さんは14歳と、若いながらも実績のある2人が受賞した(年齢は応募時)。

 「漫才・コント等の部」には154組がエントリーし、予選を勝ち抜いた10組が本選会に出場。大賞は漫才の2人組「オノマトペ」、優秀賞・観客賞は同じく漫才の「ファンファーレと熱狂」、奨励賞はコントの「ダンス・ダンス・ダンス」が受賞した。前回も本選へ進出したものの受賞を逃していたオノマトペは、表彰式で「これまでなかなか結果が出せず、(今回)やっと結果を出せた」と思いを語った。

 今回、新型コロナウイルス感染防止対策として予選は一般非公開の映像審査、本選会は同センターのアルカイックホール・ミニで、客席の定員を50%に制限して観客を入れて実施した。本選会の審査員は、落語の部では落語家の桂米左さん、落語作家・放送作家の北村京子さんら、漫才・コント等の部ではワッハ上方元館長の伊東雄三さん、劇作家の林千代さん、漫才台本作家の本多正識さんらが務めた。

 イベントを担当する市文化振興財団事業担当の長谷博行さんは、審査の様子について「予選の映像審査では、撮影の仕方によって見え方が違うため、審査員は公平な審査を行う上で苦労されたようだ。本選は、両部門ともハイレベルで順位がなかなか決まらなかった」と言う。出演者については「予選では観客の反応がないため少々演じにくかったようだが、本選会では会場の観客の反応があり、皆さんのテンションも上がっていたようだ」と話す。

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