尼崎城(尼崎市北城内)がイベント「第3回 怪談 震えるあまがさき」を無観客で行い、動画を10月8日~14日に配信する。現在、視聴用「動画配信チケット」の申し込みを受け付けている。
同城で企画・広報を担当する「家老」の大西淳浩さんは、「尼崎城再建後、『エンターテインメントの城』を目指す中で2019年に怪談のイベントを始めた。旧小学校を再利用した開明庁舎、大覚寺といった城の周辺施設でも同時開催し、大変反響があった」と話す。昨年の第2回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から同城のみで開催。各階にそれぞれ怪談師が待ち受けて語る仕掛けや、最後に怪談師と参加者が1対1の2人だけになる特別企画もあり、コロナ禍の下ではあったが盛り上がったという。
第3回となる今回は、新型コロナウイルス感染状況から無観客、配信のみで行う。「誰もいない真っ暗な尼崎城をカメラと共に進み、遭遇する怪談師たちの恐怖の語りにあなたは耳を傾ける…」という設定の下、「視聴者体感型怪談」を展開する。
漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」のメンバーで怪談師の渡辺裕薫さんが、閉城後、夜の誰もいない尼崎城を案内し、自身も天守5階で怪談を披露。作家・ライター・実業家・タレント・漫画原作者の山口敏太郎さん、構成作家・怪談師の竹内義和さん、イラストレーター・怪談師の田中俊行さんは、城のどこかに突然現れ怪談をする。大西さんは、今回の出演者4人の選定について「配信になるので、見た目ではなくリアルに怖い話ができる人」にしたと明かし、尼崎に関連した話もあるという。
動画は1時間35分。配信期間は10月8日22時~14日23時59分。「動画配信チケット」の申し込みは10月7日23時59分まで。尼崎城公式ホームページの「イベントページ」から、申し込み用の別サイト「ZAIKO」へ移動して行う。チケット料金1,500円のほか、別途手数料が必要。