「アルカイック避難訓練コンサート2021」が9月18日、あましんアルカイックホール(尼崎市昭和通2、TEL 06-6487-0910)で開かれる。
コンサート中に地震による火災が発生した想定で、出演者や観客も参加した避難訓練を実施する。同様の催しは2019年の「アルカイック防災フェスティバル」が初。防災についての展示や工作などのイベントと併せて避難訓練コンサートを行った。今回は、新型コロナウイルス感染症対策でコンサートのみの実施となる。
第1部では、ひょうご防災特別推進委員、猪名川河川レンジャー(防災担当)の志築芳和さんが講演し、いざというときにあわてないようにと、一人一人が避難に備えた行動をあらかじめ決めておく「マイ・タイムライン」について話す。第2部は陸上自衛隊第3音楽隊による「避難訓練コンサート」。第2部の途中で、地震による火災が発生したとの想定に基づき、「シェイクアウト訓練」を参加者全員で行う。「シェイクアウト訓練」とは、地震の時に自分を守る「3つの安全行動」トレーニングで、「1、まず低く、2、頭を守り、3、動かない」を身につける訓練。当日は、安全を確認後、観客にはホールスタッフが誘導して実際に館外へ避難してもらう。
イベントを担当する、市文化振興財団事業担当の長谷博行さんは「当日の演奏曲には、誰にでも最後まで楽しんでもらえるような、テレビや映画などでよく聴く耳なじみのある曲を予定している。いつ襲ってくるか分からない『いざというとき』に備え、楽しみながら防災意識を高められる参加型の避難訓練コンサートを体験してみては」と呼び掛ける。
開催時間は、第1部=14時~14時30分、第2部=14時45分~16時30分。第1部は途中入場不可(14時厳守)。第2部のみの入場も不可。全自由席・入場無料。入場には、尼崎市総合文化センター1階総合受付で1人4枚まで配布する入場整理券が必要。先着900人限り。