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「あまがさきアーカイブズ」が夏休み自由研究サポート 「気軽に相談して」

あまがさきアーカイブズの様子

あまがさきアーカイブズの様子

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 尼崎市立歴史博物館(尼崎市南城内)にある「あまがさきアーカイブズ」が現在、夏休みの自由研究に関する悩みなどに対応するサービスを行っている。

自由研究課題シート。「これをきっかけに、自由研究のアイデアをどんどん言ってほしい。『こんな視点もあったのか』とスタッフが勉強になることも」と辻川さん

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 「あまがさきアーカイブズ」は、市の公文書館機能として、古文書、近現代文書、歴史的公文書、地図、ビラ・ポスターなど約30万点を保存する史料室。前身は、1975(昭和50)年に開設された「地域研究史料館」で、昨年の市立歴史博物館新設に合わせて移転し、「あまがさきアーカイブズ」として再出発した。

 同室では、史料を夏休みの自由研究などに役立ててもらおうと、課題になりそうなテーマを集めた「自由研究課題シート」を用意。用意したシートは尼崎の農業・漁業、名物、昔の暮らしなどテーマごとに分かれており、参考になる本や研究に役立つ施設などを紹介している。

 同館史料担当の辻川敦さんは「調べたくてもどうすればいいか分からない、調べることへのイメージが湧かない、どう手を付ければいいか分からないなど、さまざまな悩みに対応している。史料室というと難しく思われがちだが、常にスタッフがいて何でも相談できる場所。研究課題が何も決まってない『ゼロベース』でも大丈夫。『自由研究どうしよう』と気軽に相談してもらえれば。電話などで調べたいものを事前に伝えてもらえれば、こちらで参考になる史料をそろえておくこともできる」と話す。「本や地図などの文字情報だけではなく、気になる場所へ行って話を聞いたり写真を撮ったりしてみることも大切。普段気にせず暮らす日常の中に、新たな発見はいくつもあるはず」とも。

 8月22日には、体験学習室で「体験学習室オープン・デイ」を開催。江戸時代に作成された尼崎で獲れる魚を紹介した本「尼崎産魚」に掲載されている魚を学んでもらう「魚釣りゲーム」のほか、施設内で栽培する「藍」を採取して藍染めを体験してもらう「藍の葉でたたき染め」、綿から糸を作ってもらう「糸紡ぎ・機織り体験」などを予定する。

 同館学芸員の伏谷優子さんは「魚釣りゲームは、江戸時代に獲れた魚を子どもたちに知ってもらおうと企画した。尼崎の海というと工場のイメージを持つ人も多いが、昔は漁業が盛んで『尼崎産魚』に掲載されている魚の多くが現在も生息する豊かな海。本には魚に関する情報が詳しく書かれており、丁寧に魚を調べていたことがよく分かる。遊びながら当時の人の暮らしや思いを知ることもできる」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。「体験学習室オープン・デイ」の開催時間は、「魚釣りゲーム」「糸紡ぎ体験」=10時から随時受け付け、「藍の葉でたたき染め」=11時、14時、15時、16時。月曜休館。

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