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尼崎・園田女子大新校舎建設予定地から遺跡 荘園から都へ物資運ぶ倉庫跡と推測

今回出現した遺跡。荘園の物資輸送に関係したものとみられるという

今回出現した遺跡。荘園の物資輸送に関係したものとみられるという

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 園田学園女子大(尼崎市南塚口町7)「経営学部」新設に伴う新校舎建設予定地で遺跡が発見され、現在調査が行われている。

発掘作業の様子

 尼崎市内を流れる庄下川に架かる「上生島橋」と「生島橋」の間の川床を中心に広がる「栗山庄下川遺跡」に当たり、今回の調査で全15棟の建物跡が出現した。建物群の出土は、市内では珍しいという。

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 同大の大江篤教授は「栗山庄下川遺跡は、弥生時代中期から室町時代にかけての複合的な遺跡。弥生時代は集落だったが、平安時代に荘園の中心的な機能を持っていたとされる遺構が出土している。発見された15棟のうち5棟は13世紀後半か15世紀の倉庫とみられる建物跡で、荘園から都に物資を輸送するための倉庫だと考えられる。木簡などの文字資料やまとまった遺物が出土していないため、あくまでも推測」と話す。

 「遺構は記録を取った上で埋め戻し、新校舎を建設する。出土品は市教育委員会で整理・調査し、作業終了後は学内で速報展を行うことも考えている」とも。

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