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尼崎の「BLANC'O酒蔵SAKE食堂」2周年 兵庫県産の食材に特化

「BLANC'O酒蔵SAKE食堂」外観

「BLANC'O酒蔵SAKE食堂」外観

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 阪急塚口駅南側にある飲食店「BLANC'O酒蔵SAKE食堂」が11月4日、2周年を迎えた。

淡路島「福良漁港」から直送される鮮魚を使った「天然鮮魚の刺し身盛り」一例

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 尼崎市出身の店主・三枝嘉樹さんが、2018(平成30)年にオープンした同店。淡路島直送の鮮魚、赤穂市のカキ、但馬の「コウノトリ育む農法」で作った米、朝来市の岩津ねぎなど、「兵庫県産の食材」に特化した料理を提供する。店舗面積は20平方メートル。席数は24席(現在は18席)。

 京都や大阪の飲食店で修業を積んだ三枝さん。「尼崎を出て外から兵庫県を見たことで、地元にいるときには分からなかった『食材や日本酒の豊富さ』に気付くことができた。兵庫の良さをたくさんの人に知ってもらい、地元に恩返ししたいという気持ちが生まれた」と話す。

 出店に際し、一から食材探しをスタートしたという三枝さん。「生産者を訪ね歩き、断られることもあったが『食材を使ってもらいたいと思われるような影響力のある店になってやる』と悔しさをやる気に変えて踏ん張った。現在は20社以上と取引があり、食材の新しい食べ方を教えてもらったり、別の生産者を紹介してもらったりすることも。皆さん熱い思いを胸に生産に取り組んでいる」と笑顔を見せる。

 人気メニューは、淡路島の最南端に位置する「福良漁港」から直送される魚を使った「天然鮮魚の刺し身盛り」(中980円、大1,480円)、人気メニューを盛り合わせた「お酒の肴(あて)盛り」(普通880円、大盛り1,180円)、ブランド卵「タズミの卵」を使ったオムレツ「BLANCO焼き」(680円、以上税別)など。アルコールメニューは、常時35種類がそろう日本酒や季節のフルーツを使ったチューハイ、淡路島のクラフトビール「AWAJI BEER」など合わせて約50種類を用意する。「鮮魚は日替わりで、自分でも『今日は何が届くんだろう』と楽しみにしている。日本酒は兵庫県内でしか流通しない銘柄も用意している」と三枝さん。

 客層は近隣住民やサラリーマンなど老若男女問わず幅広く、珍しい日本酒を目当てに市外から通う客もいるという。三枝さんは「お一人でも団体でも、お子さま連れも大歓迎。入りやすい店になれば」と話す。

 「2周年を記念し、オリジナルグッズや兵庫県産調味料、お酒などが当たる『2周年ガチャ』を用意している。食材探しもまだまだ開拓中。もっと兵庫の良さを知ってもらい、地元の発展につなげていければ」とも。

 営業時間は17時~23時(ラストオーダー)。月曜定休(月2回程度不定休あり)。

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