尼崎長期インターン生 櫻井 悠司さんへのインタビュー
ーでは最初に、インターンシップを始めようと思った動機を教えてもらえますか?
櫻井さん 中小企業の実態を知り、良いところや課題などを見つけて就職活動に生かしたいというのが一番の理由ですね。
ーその中でも英貴自動車さんを選んだ理由は?
櫻井さん 企画・マーケティングのやり方を知りたいという思いがあったからです。自分と皆で、互いの思いをどうしていくのだろうとか。企画・マーケティングは学生ではイメージがつかないので。
ー実際にインターンシップに取り組む中で、成長したなと感じる部分はありましたか?
櫻井さん 僕自身、元々は何かに取り組むとき個人や少人数の方がよかったんです。でも、このインターンシップを通して、大人数で取り組むことの大切さを学びました。
ー1月に行われたイベントでは、櫻井さんが主に企画や広報を務められたのですよね。
櫻井さん そうですね。以前までは、地域密着型のイベントというものにイメージが湧かなかったんです。本当に来てくれるのか不安に思いながらチラシ配りをしていたり。でも実際にたくさんの人が来てくれて、力を合わせればコミュニティーを広げていくことができるんだと感じました。
ー今回インターンシップを通して学んだことを、今後にどう生かしていきたいですか?
櫻井さん そうですね。今回イベントの企画や広報を通して社員さんたちと深く関わることで、人それぞれに役割があるということを学びました。自分の力だけでは無理でしたし、打ち合わせをしていろいろな人に聞くことでよいものができるんだなと。企画なら、その経験をダイレクトに生かせるかなと思います。
続いて代表取締役社長 川口 貴史さんへのインタビュー
ー川口社長が、今回インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてもらえますか?
川口社長 『トライやる・ウィーク』として中学生を受け入れていたので、その延長で研修の場を提供しようということも一つですね。あと、社の一泊研修のときに、どういう会社にしていくかを話し合ったんです。その時、『EIKI×CROSS』を作ろうということになって。この『EIKI×CROSS』に学生の力を借りたいと思ったんです。学生のしたいことが集客につながるだろうと。
ー『EIKI×CROSS』 今後の展開は?
川口社長 工場を移転して、ワンフロアの夢工房を作りたいという思いがあるんです。それに利用していくかもしれませんね。『EIKI×CROSS』は、ステップアップの建物なんです。
ーそのようなきっかけから櫻井さんをインターン生として受け入れた結果、何か成果はありましたか?
川口社長 今までは、何かが起これば動くというように、「待ち」の作業だったんです。「攻める」ことができる会社ではなかった。それが、櫻井くんが来てからは「俺らもやらな!」という気持ちになれて、自ら動いて仕事をするようになりましたね。
ー業務として具体的な成果はありましたか?
川口社長 そうですね。今までイベントをしたことがなかったんです。本当にできるのか、成功するのかという不安から踏み出せずにいました。でも櫻井くんがきっかけを作ってくれたことでイベントが実現して。こんなんできるんや!という思いでしたね。櫻井くんが、「できる」という可能性を残してくれました。いろんな“気付き”もありましたし。
ーと言うと?
川口社長 感謝祭とキャンペーンは違うなというところが見えたんです。やれば必ず結果は出る。その結果は良い結果も悪い結果もあるけれど、どんな結果も次につなげることができるんだなと。
最後にインターン担当者 高岡 洋子さんへのインタビュー
ー櫻井さんが来てから、何か会社の中で変化はありましたか?
高岡さん 櫻井くんはイベントを企画する際、アンケートを社内一人一人に配ってお願いしていました。みんなの意見を聞いてまとめていたんです。それをきっかけに、イベントに対する社員の意識が芽生えたと思います。うまく互いにコラボできて、学生のインターンってすごいなと思いました。櫻井くん自身は嫌な思いもたくさんしたのではないかと思いますが…。
ー嫌な思いとは?
高岡さん みんな忙しくてなかなか手が回らない状況の中でも、それぞれ意見はありますしね。櫻井くんはみんなからいろんなことを言われて嫌な思いをしたこともあったと思うんです。でも、社会とはそういうもの。それが勉強できたのではないかと思います。
ーでは、櫻井さんを受け入れたことによって成果が得られたと感じることは?
高岡さん 期待以上の効果をもたらしてくれましたよ。『地域密着をどう進めていくか』というのがテーマでしたが、それを櫻井くんがきっちりやってくれた。イベントに地域の方がたくさん来てくれたのは櫻井くんが企画したイベントだったからだと思います。キャンペーンではなく、『英貴を知る』ことから広がるのだなと。イベントは大成功だったと思います!
●英貴自動車株式会社