尼崎市開明町の法華宗大本山「本興寺」(尼崎市開明町3、TEL 06-6411-3217)で11月3日、「虫干会(むしぼしえ)」が行われる。
「虫干会」とは、国の重要文化財に指定される日本刀「数珠丸」など所蔵する宝物類を一般公開するもので、文政年間(1818年~1830年)から続く恒例行事。広報担当の三浦和浩さんによると、刀剣を擬人化したキャラクターが活躍するオンラインゲーム「刀剣乱舞」の人気を背景に、昨年から女性を中心に来場者が増えているという。
今年に入り、同ゲームに数珠丸を擬人化したキャラクターが登場。三浦さんは「御朱印帳やオリジナルグッズを求めて訪れるファンも多く、中には海外の方も。今年はより多くの方が虫干会に来られるのでは」と話す。
「数珠丸」のほか、織田信長や徳川家康により出されたおきてや禁止事柄が記された古文書「禁制(きんぜい)」、本尊、美術工芸品、「大方丈・客殿」の障壁画や庭園、「三光堂」なども公開される。
開催時間は9時~16時。入場無料。