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尼崎の地域団体がコロナ禍の影響受ける子どもへ食料届ける取り組み 寄付金募る

日持ちし、子どもでも簡単に用意できる食品が中心。9月21日から子ども食堂を介して子どもたちの手へ届ける予定

日持ちし、子どもでも簡単に用意できる食品が中心。9月21日から子ども食堂を介して子どもたちの手へ届ける予定

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 「尼崎こども食堂ネットワーク」で現在、新型コロナウイルス感染拡大によりさまざまな影響を受ける子どもたちへ、食料を届ける取り組みを進めている。

「地域の居場所」として重要な存在となっている子ども食堂。「公共施設の椅子が撤去され行くところがない」「外で活動できず運動不足」「アトピー悪化」「ぜんそくや鼻炎などの症状で人目が気になり閉じこもりがち」などさまざまな声が届いているという

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 「尼崎市社会福祉協議会」「認定NPO法人子どものみらい尼崎」「NPO法人スマイルひろば」の3つの地域団体で組織する同ネットワーク。子ども食堂が「身近な地域の居場所」であり続けられるよう、多様な取り組みを展開している。

 今回、子どもたちを支援する新たな取り組みとして「コロナ禍の影響を受ける子どもたちへの緊急食料品支援事業」を開始。ふるさと納税の仕組みを活用した市の制度「あまがさき新型コロナウイルス感染症対策 みんなで応援寄附金」を通じて支援を募り、集まった寄付金全額を使ってレトルト食品など保存可能な食料品を購入。市内の子ども食堂を介して子どもたちの元へ届ける。

 子ども食堂は現在、人数制限を設けた会食や弁当の配布、フードパントリーによる食料提供など感染拡大防止に配慮しながら運営を続けている。同ネットワーク担当者は「新型コロナにより多くの子ども食堂が継続の危機にある一方で、食料支援が必要な家庭は増えている。子どもでも簡単に用意できるレトルト食品を提供できれば、子どもたちとのつながりを途絶えさせずに済む。子ども食堂が子ども福祉のよき地域資源として息長く活動できるよう、危機を乗り越えたい」と話す。

 寄付金の受け付けは9月30日まで。

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