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尼崎と福島の小学校がオンライン授業 「バーチャル花火」をプログラミング

授業の様子。「『きれい』などの感想だけでなく、作り方の工夫に着目する児童もいた」と担当者

授業の様子。「『きれい』などの感想だけでなく、作り方の工夫に着目する児童もいた」と担当者

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 園田小学校(尼崎市食満1)で7月16日、Zoomを用いたオンライン授業が行われた。

画面に向かって大きく手を振る児童

 「ウィズコロナ」を意識した新たな授業形態として尼崎市が進める、「ICTを積極活用した学習」への取り組みの一環。福島県の社川小学校と園田小学校をZoomでつなぎ、児童は視覚的に組み立てられる言語「viscuit(ビスケット)」を使ったプログラミング授業を体験した。

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 園田小学校担当者は「『学校と家庭をつなぐ』という観点から、休校期間の延長が決定した5月ごろから授業動画配信や『オンライン朝の会』といった取り組みを進めてきた。休校などに関係なく、不登校や院内学級へ通う児童などさまざまな場面でオンライン授業が効果的であり、学校と家庭だけではなく『子どもと子どもをつなぐことができるのでは』と今回のアイデアが生まれた。感染拡大防止の観点から対話的な学習活動を制限される中で、Zoomを使えば意見交流の場を簡単に作ることができ、学びを深めることができると考えた」と話す。

 授業は「コロナ禍で中止となった花火大会をバーチャルで再現しよう」という内容で進行。単に「花火を打ち上げて遊ぶ」のではなく、楽しみながらしっかりコンピューターの性質が学べる要素を盛り込み、最後はお互いの作品を鑑賞して意見交換する場も設けられた。担当者は「全員が意欲的で、画面越しではあるが話し掛けたり手を振ったりと積極的に交流を図りながら終始楽しんで授業に臨んでいた。自分の考えを表現したり友達の工夫を参考にブラッシュアップしたりする『体験的な授業』であることが児童の興味を引き、学ぶ楽しさを味わうことができるからだと思う」と話す。

 「多少のタイムラグや音声の不具合などあったが、福島県との距離を全く感じず一体感があった。むしろ実際に対面する以上に相手意識を持つことができたと思う。コロナに関わらず、距離や金銭的な問題で他校と交流する機会はほとんどなかったが、オンラインならそれらの課題がクリアになる。複数の学校や海外をつなぐ新たな授業形態の可能性も感じている。今後もICTを活用した『ウィズコロナ』を意識した授業実践を提案していきたい」とも。

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