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尼崎ゆかりのアカペラグループが「お家で歌おうプロジェクト」 総勢81人参加

「お家で歌おうプロジェクト」キャプチャー画像。「皆さんから送られてきた動画から一生懸命練習する姿が伝わってきた」と青山さん

「お家で歌おうプロジェクト」キャプチャー画像。「皆さんから送られてきた動画から一生懸命練習する姿が伝わってきた」と青山さん

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 尼崎にゆかりのあるアカペラコーラスグループ「Be in Voices(ビーインヴォイセス)」が5月2日、総勢81人が参加したアカペラ動画「お家で歌おうプロジェクト」をユーチューブで公開した。

Be in Voices

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 Be in Voicesは、今年で結成28年目を迎える5人組アカペラコーラスグループ。一部メンバーは尼崎・武庫之荘を拠点とする「アロージャズオーケストラ」の団員として、同オーケストラがプロデュースするミュージックスクールの講師としても活動している。

 メンバーの青山玲子さんは「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのライブやイベントが延期・中止となった。毎年7月に社会人や学生のアカペラグループと一緒にイベントを開催しているが、皆さんそれぞれ練習場所の閉館などで練習できない状況になっている。そんな中、『家にいながらハーモニーを奏でることはできないか』と考え、自宅で練習して撮影した動画を一つにまとめて作品にする企画を思いついた」と振り返る。

 参加者をSNSなどで広く募集し、関西を中心に東京、千葉、愛知、三重、岡山、福岡、香川、韓国からプロ・アマ問わず81人が集まった。演奏曲である「Stand by me(スタンドバイミー)」の楽譜と音源を受け取った参加者は、それぞれ練習を重ね歌う様子を撮影。集まった動画を編集し、一つの作品にまとめ上げた。青山さんは「コード進行が簡単で練習しやすいという理由から『Stand by me』を選んだ。歌詞の中に『夜が訪れ暗い闇に支配されたとしても、恐れることはないさ。君がそばにいてくれたら』とあり、新型コロナで不安な状況の中、メッセージとして伝わるのではと思った」と話す。

 「参加者は子どもから還暦を迎えた方まで幅広く、中には初めてアカペラを体験する方や、介助犬と一緒に参加した方もいた。この動画を観て、『音楽っていいな、アカペラ楽しそうだな』と感じていただければ。新型コロナウイルス終息後、コンサートや音楽教室などへ足を運んでみようと思う方が増えて、たくさんの方が音楽とつながるきっかけになればうれしい」とも。

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