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尼崎市内で親子向け仕事体験事業「あままごとプロジェクト」 関連講座や部活動も

プロジェクト実行委員会の小寺穂奈美さん(左)、島田さん(中央)、土居さん(右)

プロジェクト実行委員会の小寺穂奈美さん(左)、島田さん(中央)、土居さん(右)

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 尼崎市内のさまざまな場所を舞台にした仕事体験プロジェクト「あままごとプロジェクト~尼崎のまちなかで子どもと一緒にお仕事体験~」が、人気を集めている。

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 市内で子育てする女性を中心に「子どもたちの好奇心と街をつなげ、尼崎ならではの『学び』を親子で楽しく体験してもらおう」と立ち上げたプロジェクト。親子で地元企業や商店街を訪問し、社内見学や仕事体験などを行う。

 現在7月から順次開催を予定している仕事体験は、ほとんどが募集開始から1週間で定員に達する人気ぶりだといい、新聞記者とJR尼崎駅北側のアミング潮江商店街を取材し実際に紙面を作成する「目指せこども新聞記者!商店街を取材しよう」(8月8日)のみ若干の空きがあるという。実行委員会代表の島田佐知子さんは「親子で参加してもらうことで、自分の両親はどんな仕事をしているのか興味を持ったり、将来やってみたいことを語り合ったり、身近なところから仕事について話すきっかけになる。普段生活する中で、訪問した企業や商店街の人にばったり出会う機会もあるはず。そこからまた新しいコミュニケーションが生まれると思う」と話す。

 関連講座として、「まだ未読 怒るあなたは まだ未熟」「あわてずに 本当かどうか 確かめて」などSNSでのトラブルや情報セキュリティー問題などを啓発する読み札を使う「情報モラルかるた」で遊びながら、日本メディアリテラシー協会の寺島絵里花さんが読み札に沿って実例を紹介する「かるたで親子で楽しむメディアリテラシー」(6月22日、小田南生涯学習プラザ)、「スキからはじめよう!あままごと」(6月29日、小田北生涯学習プラザ)を開催。実行委員会メンバーで「スキからはじめよう!あままごと」で講師も務める土居由紀子さんは「自分の好きなことなどについて親子で語り合い、『好き』をどのような分野の仕事に生かすことができるのかを考える場にしたい」と話す。

 7月20日から、プロジェクト内部活動として「親子DIY部」「ハンドメイド部」「こどもの軽音楽部」「親子未来のお金labo」のメンバー募集も始める。島田さんは「部活動で得た経験を生かし、市内で行うイベントなどに参加、出展するなどさまざまな活動を予定している。プロジェクトスタート後、参加者が求めるニーズや面白ポイントなども変化して多様な形で広がると思う。みんなで楽しみながら、自由に展開してもらえたら」と話す。

 対象は、小学生とその保護者(一部幼児も参加可能)。仕事体験、部活動の申し込みはフェイスブックページで、関連講座は小田地域課(TEL 06-6488-5441)で受け付ける。

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