中華料理店「西安曹家 餃子坊(せいあんそうけ ぎょうざぼう)」(尼崎市神田中通3、TEL 06-6414-3239)が阪神尼崎の中央商店街にオープンして2カ月がたつ。
中国の古都・西安出身で、神戸の四川(しせん)料理の名店「中国料理 四川」などで腕を振るってきた峰勝人さん(中国名・曹峰さん)が初めて独立して出店した。店舗面積は30坪、席数は60席。
看板メニューの「西安ギョーザ」は西安に古くから伝わる家庭料理で、豚ひき肉をメインとする餡(あん)を皮で筒状に包み、焼いて食べるのが特徴。「鍋貼(グオティエ)」が正式名称。中国で一般的な水ギョーザと異なり、薄めの皮をパリッと焼いた食感は日本の焼きギョーザに近いが、皮の両端は閉じずオープンのまま仕上げる。
ギョーザメニューは「西安名物焼きギョーザ」(6個・240円)、「ぷるもち水ギョーザ」「坦々水ギョーザ」「お好み焼き風ギョーザ」(以上、5個・290円)をそろえる。西安ギョーザとチャーハン、ラーメン、天津飯などを組み合わせたセットメニュー(900円)も用意する。峰さんは「鹿児島産茶美豚を使った餡がたっぷり詰まっている。肉のうま味を感じて」と話す。
ギョーザ以外では、峰さんが故郷から取り寄せる「こだわり」のさんしょうを使った「四川陳麻婆豆腐(マーボードーフ)」(単品800円、定食850円)、尼崎のご当地グルメを塩味に仕上げた「尼崎あんかけチャンポン」(850円)、チャンポンと「五目チャーハン」または「ふわとろ天津飯(てんしんはん)」をセットにした「満腹セット」(900円)などが人気という。
峰さんは「尼崎のお客さんは、定食プラス1品、2品と食欲旺盛に平らげてくれる人が多く、うれしくなる。尼崎城もオープンし、活気が増している街の皆さんを、ますます元気にしたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~22時。