「油そば きりん寺 アマゴッタ店」(尼崎市西大物町、TEL 06-4950-0846)が阪神尼崎の商業ビル「アマゴッタ」1階にオープンして3カ月がたつ。運営は大阪を中心に「つけ麺 雀(すずめ)」などを展開する「GOLD-STAR(ゴールドスター)」(大阪市西区)。
「油そば きりん寺」は2012年、関西大前にオープンしたのを皮切りに、近畿大、大阪大、関西外語大と大学の門前に支店を広げ、現在は大阪府内に9店舗、ベトナムに3店舗を展開する。尼崎市内への出店は初めて。店舗面積は15坪、席数はカウンター9席、テーブル8席の計17席。
油そばはラーメンやつけ麺と異なりスープが無く、ゆでたての麺を油が主体のたれに絡めて食べるもので、東京が発祥とされる。同店ではコレステロールゼロでオレイン酸やビタミンEが豊富な油を使い、カロリーは通常のラーメンの約半分(500~700キロカロリー)という。具材には軟らかくトロトロに仕上げたチャーシュー2枚とシナチク、刻みのり、ゴマがのる。出来たての熱々に酢とラー油を回しかけ、丼ぶりの底から満遍なくかき混ぜて食べる。
メニューは「油そば」(730円)のみで、トッピングとして「半熟玉子」(100円)、「肉盛り」(200円)を用意。麺の追加は「大盛り」(50円)、「W盛り」(100円)、「トリプル盛り」(200円)。オプションに「からあげ3個」「TKG」(以上150円)、からあげとTKGが付いた「ランチセット」(200円)、瓶ビール(550円)をそろえる。
同社専務執行役員の平野満さんは「尼崎では女性のお客さまが多く、約半数に上るのが意外な印象。油っこいのでは、と思われがちだが実はさっぱりとして病み付きになる油そば。市内初出店でまだなじみの無い方も多いが、徐々に広げていけたら。西に向かって店舗も増やしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~15時30分、17時~22時。