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尼崎の伝統野菜使った芋焼酎「尼の雫」今年も 尼崎城築城を記念した特別仕様

「尼いもプレミアム原酒 尼の雫」

「尼いもプレミアム原酒 尼の雫」

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 尼崎酒販協同組合(尼崎市西難波町1、TEL 06-6417-8901)が11月1日、芋焼酎「尼の雫(しずく)」「尼いもプレミアム原酒 尼の雫」、清酒「純米吟醸 尼崎城」を発売した。

ラベルには尼崎城のマーク

 2008年から販売する、尼崎の伝統野菜「尼いも」を使った焼酎「尼の雫」は、まろやかで飲みやすいと男女問わず多くの愛飲ファンを持ち、ほぼ毎年完売する人気商品。尼崎市制100周年を記念し2015年に登場した「尼いもプレミアム原酒 尼の雫」は、蒸留後に水を加えずそのまま瓶詰めしたもので、イモ本来の香りが楽しめる仕上がりだという。

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 同組合は昨年から、1877(明治10)年創業の老舗蔵元「八木酒造」(奈良県奈良市)に製造を依頼。同組合専務理事・中田裕之さんは「八木酒造は、イモの洗浄やカット作業、ラベル貼りに至るまで全て手作業。蔵元が違えば味も違うので、以前のものをお持ちの方は飲み比べてみてほしい。今年は天候不良でイモの収穫数が減り、来年の出荷本数は今年の半分いくかどうか。プレミアム原酒は発売が難しいかもしれない」と話す。

 中田さんによると、今年は再建が進む尼崎城の築城400年を記念した特別仕様となっており、蒸留酒の持つ「寝かすほど風味が良くなる」という特性を生かし約2カ月発売を延期して熟成を進め、ラベルには尼崎城のマークを施したという。昨年変更した黒い瓶のデザインから元の青い瓶に戻したとも。「長年のファンから青色のほうがいいとの声が上がった。ラベルをデザインした方の助言を得て、元に戻した」と振り返る。

 清酒「純米吟醸 尼崎城」は、江戸時代、尼崎城城下に40軒以上の酒蔵が存在し、「尼崎郷」と称して江戸へ大量に送られていたと古文書に記載があったことを基に、同組合が企画。試作を重ね2年の歳月をかけて完成した。精米歩合をあえて60%にすることで飲みやすさの中に日本酒らしさを残した仕上がりとなっており、「気軽に飲んでほしい」との思いからカップ酒「佳撰(かせん)尼崎城」も用意した。

 中田さんは「尼の雫を贈り物として受け取り、味が気に入ったので購入したいと関東から問い合わせがきたこともある。とにかく一度飲んでみて『尼崎にはこんな伝統野菜があるんだ』と誇りを持ってほしい。お歳暮ギフトとして選んでいただき、全国へPRしていただければ。純米吟醸 尼崎城は、これからの季節は鍋と一緒に味わうのがお勧め。来年3月に尼崎城の一般公開が始まるので、見学した感想を語り合いながら飲んでほしい」と話す。

 価格は、「尼の雫」=1,540円(720ミリリットル、限定1200本)、「尼いもプレミアム原酒 尼の雫」=3,900円(同、限定500本)、「純米吟醸 尼崎城」=1,370円(720ミリリットル)、「佳撰 尼崎城」=210円(180ミリリットル)。組合に加盟する市内酒店で販売する。

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