「あまがさきモリンピック」が11月4日、尼崎の森中央緑地(尼崎市扇町)で開催される。
「尼崎21世紀の森構想」の実現に向け、100年かけた森づくりに携わっている企業や市民団体が、森づくりに親しんでもらおうと始めた同イベントは今年で3回目。環境再生のシンボルとなっている広大な緑地を「競技場」に、子どもから大人までが一緒に競えるオリジナル競技を行い、尼崎新記録の樹立を目指す。昨年は約1000人が来場、700人が出場した。
競技種目は昨年と同じ5種。木の障害物を飛び越えながら片足跳びする「ケンケン」、5人で1本の間伐材を握って走る「ARASHI」、5人1組で手分けしながら間伐材を背負って運ぶ「ニノミヤ」、四つんばいで芝生を走る「ドッグ」、芝生の上を寝たまま転がり進む「ローリング」を行う。
競技内容は、市民や企業、関連団体からなる「モリンピックパートナーズ会議」の場で議論。参加者がより楽しめるよう、前回の反省を踏まえながら、コース設定の見直しやルール改正などについて仕事帰りの19時から集まり、協議を重ねたという。
競技前後の時間も楽しめるよう、市内で環境問題に取り組む会社が体験プログラムを提供する「エコキッズメッセ」、運動後の体をクールダウンする「みのむしでおひるねヨガ」、次世代のモリンピアンとして期待される乳幼児が遊べる「モリンピックアカデミー」も用意する。おにぎり弁当も販売する。
尼崎の森中央緑地管理事務所の濱村愛里さんは「宣誓!われわれはモリンピック精神にのっとり、一日中芝生の上で転がり回ることを誓います」と選手宣誓。「今年もちょっとヘンテコな運動会、あまがさきモリンピックで、面白おかしな競技を楽しんで」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場無料。雨天の場合は11日に順延。