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尼崎で「世界こどもサミット」分会 子どもの意見に耳傾け、一緒に未来考える

第1回開催時の様子

第1回開催時の様子

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 尼崎の立花西小体育館(尼崎市南武庫之荘3)で5月5日、「世界こどもサミット2018 サテライトin ひょうご」が開催される。

東京会場では昨年に引き続き、絵本作家でお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(あきひろ)さんが総合司会として登場

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 子どもが自分の思いや考え、夢、希望をスピーチしたり、子どもと大人が教育や政治といった社会的なテーマでディスカッションしたりして、子どもと大人が一緒に未来について考える「世界こどもサミット」。主催は三重県にあるまちづくり団体「コミュニティ館湊(みなと)」(伊勢市二見町)。2回目となる今年は「こどもから世界にイノベーションを!」をテーマに東京都で開かれ、同校での開催はその分会となる。

 同サミットの趣旨に賛同した団体などが各地でライブ中継映像を配信するサテライト会場を開設。その1団体として名乗りを上げたのがNPO法人「ママの働き方応援隊」。「子育て中だからできる社会参加」をテーマに「赤ちゃん先生プロジェクト」「ママ脳大学」などを全国各地で展開し、そのネットワークを生かして17会場を担当するという。尼崎では阪神東校代表の上野桃子さんが主催する。

 上野さんは「大人は経験値があるから、『これは駄目』『あれは無理』と制限してしまい、想像したり夢を見たりすることができにくくなってしまう。一方、経験値が少ない子どもは大人がまねできない想像力や考える力を持っている。大人が対等な立場で子どもの意見に耳を傾けることで、夢や想像する素晴らしさに気付け、社会が変わっていくのではないか。そんな機会になることを願い、主催者に立候補した」と話す。

 当日は東京会場をライブ中継するだけではなく、同会場独自の取り組みにも力を注ぐ。小・中学生6人による「なりたい大人、なりたくない大人」をテーマにした「子どもの主張! Let's スピーチ!」、車いすバスケットボールチーム「伊丹スーパーフェニックス」に所属する大内秀之さんと芦屋学園短大准教授の大谷彰子さんをゲストパネリストに招いた「子どもと大人の本気トークセッション」を行う。

 そのほか、3億円ほどの寄付を募り、米国での心臓移植手術に成功した青山環さんの父・竜馬さんによる特別講演、和太鼓集団「熱光(ひかり)」や「手話エンターテイメント発信団oioi」、キッズダンサーによるステージショー、子ども向けワークショップも予定する。

 上野さんは「登壇する子だけが特別な才能を持っているのではなく、周囲にいる子どもは皆素晴らしい才能を持ち、可能性を秘めている。この機会に身近にいる子どもの声に耳を傾け、子どもが持っている力を感じ、大人がその素晴らしさや可能性を伸ばすことができれば、社会がよりよくなるのでは」と期待を込める。

 「『世界こどもサミット』という名称だが、大人にこそ来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時30分~16時。入場無料、出入り自由。

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