上坂部西公園(尼崎市東塚口町2)で4月29日、「2018春の花と緑のフェスティバル」が開催される。
温室では「ベゴニア展」を開催。ベゴニアは市民アンケートと有識者会議によって、1993年に「尼崎市の草花」に指定された
「花と緑を育て明るく豊かで潤いのあるまちづくり」を目的に掲げる公益財団法人尼崎緑化公園協会(TEL 06-6494-9046)が主催し、緑化の普及啓発を目指して企画している同イベント。1968(昭和43)年に「第13回兵庫県緑化大会」としてスタートし、今年で通算50回目の開催となる。春の恒例行事として定着し、昨年は延べ9000人の来場客があったという。
当日は総面積2.7ヘクタールある園内全体で多彩なコンテンツを展開する。「花と緑の市」では、市内の緑化ボランティア団体が活動紹介や花苗、野菜苗、花鉢などを販売する。「環境学習コーナー」では、環境ボランティア団体が活動紹介や講習会を行う。「飲食・物販コーナー」では、「マルサ商店」の「尼バーガー」、「恵比須堂」の「尼崎八景せんべい」、「山田茶園」のグリーンティーなど9ブースが出店する予定。
そのほか、市内の高校茶道部と箏曲部による「春のお茶会コーナー」やシルバー人材センターによる「フリーマーケット」、「新鮮野菜の市」、「寄せ植え体験コーナー」、子どもが楽しめるようにツリークライミングやエアートランポリン、白バイ体験乗車、草木あそび、植物クイズなども用意する。「尼崎市緑化基金」への募金も受け付け、先着300人に花苗を進呈する。
芝生広場にはステージを設置。「2018あまがさきフラワーガーデニングコンテスト」表彰式や50回記念の職員による「春の寄せ植え講習会」をはじめ、園田学園中・高吹奏楽部による演奏、立花愛の園幼稚園児による歌と踊りなどが、会場を盛り上げる。フィナーレを飾るのはビンゴゲーム大会で、鉢花や「ミニ胡蝶蘭」、肥料など、同イベントらしい花と緑に関連する景品を用意する。
同協会の大塚明登さんは「ここは一般的な公園と違い、都市緑化植物園としての機能もあるので、多種多様な樹木や花壇があり、温室もある。『トビカズラ』や別名『ナンジャモンジャノキ』と呼ばれる『ヒトツバタゴ』といった珍しい植物を見ることができる。イベントをきっかけに、『尼崎にこんな場所があるんだ』と知ってもらい、また訪れてもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。
開催時間は9時~16時。入場無料。雨天決行(一部中止)。