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「尼崎城みやげ」決まる 工夫凝らした「メイドインアマガサキ」35品

主催者のティー・エム・オー尼崎の伊良原さん

主催者のティー・エム・オー尼崎の伊良原さん

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 尼崎市役所開明庁舎会議室(尼崎市開明町2)で3月2日、「第11回メイドインアマガサキコンペ」が開催された。

グランプリに選ばれた「日新天ぷら店」の「金のえびほこ」。まるで天守閣のしゃちほこのよう

 尼崎の知られざる名物を発掘しようと2003年に始まった同コンペでは、これまでに「ひろた食品」の「ぽんず」、亜鉛鉄板製品などを手掛ける「マルカ」の「金属製湯たんぽ」など、市内で作られる調味料や地元企業の製品を「メイドインアマガサキ」として認証してきた。

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 10年目を迎えた2013年に一度終了したが、2016年に「尼崎市市制100周年」を記念して復活。11回目となる今回はテーマを「尼崎城みやげ品評会」とし、尼崎城址公園(尼崎市北城内)で再建が進む尼崎城にちなんだ物語のある商品や製品を募集し、2カ月間で28社から35点の応募があった。審査会では、全応募商品が「メイドインアマガサキ」に認証され、認証件数は304点となった。

 グランプリは創業70年の「日新天ぷら店」の「金のえびほこ」、準グランプリは豆腐店「安心堂」の「酒豆(しゅとう)チーズ」と「パティスリーアルク」の「尼どれ~ぬ」が選ばれた。特別賞には、育成調理師専門学校(尼崎市開明町)の高校生が考案した料理と菓子が選ばれ、謎の伝承菓子「らんきん」をヒントに想像から作り出した「蘭巾」「ランキンもどき」などの創意工夫が評価された。

 主催するティー・エム・オー尼崎の伊良原(いらはら)源治さんは「尼崎はものづくりのまちと言われるが、近くにあるまちの工場で何を作っているのかを知る人は少ない。世界に誇れる高い技術もあれば、商店街のおいしいたい焼きもある。尼崎の良いもの、おいしいものを認証したいと始めた。商品にまつわるストーリーが面白いなど『尼崎らしさ』も大切。審査会前には事前に調査員が回って取材し、ストーリーをヒアリングしている」と話す。

 「今回は市内の店や企業、専門学校が、尼崎城みやげにふさわしいものをと工夫を凝らして、さまざまなものを提案してくれた。多くの商品が、このコンペのために作られたもの。こんなにも面白くて、良いものがあるとみなさんに知ってほしい」と呼び掛ける。

 現在は市役所の「萩原一青 百名城手ぬぐい」、恵比須堂の「尼崎城せんべい」が「メイドインアマガサキショップ」で販売中。そのほかの商品についても販売を検討しているという。