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尼崎で子どもたちが遊びながら防災訓練 中高生が運営スタッフで活躍

会場に集まった玩具(昨年の様子)

会場に集まった玩具(昨年の様子)

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 百合学院中学校・高等学校ポールプラザ・アリーナ(尼崎市若王子2、TEL 06-6491-9298)で3月25日、「イザ!カエルキャラバン!in百合学院」が開催される。

運営スタッフとして活躍する同校の中高生。「いろんな活動に参加して、生徒の視野が広がれば」

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 同イベントは1995年に起きた阪神・淡路大震災の教訓・知恵を次の世代へ伝えようと、地域の防災訓練プログラムと、美術家・藤浩志さんが考案したおもちゃ交換会「かえっこバザール」を組み合わせた防災訓練イベント。神戸のNPO「プラス・アーツ」が企画し、さまざまな企業や団体と協力して、全国各地で開いている。同校での開催は2014年に始まり今年で5回目。 

 当日は子どもたちが遊ばなくなった玩具を持ち寄ったり、会場に用意した防災訓練プログラムを体験したりして「カエルポイント」を獲得し、ためたポイントでほかの玩具と交換できるほか、レアな玩具を手に入れられるオークションにも参加できる。

 会場で体験できる防災訓練プログラムは、「水消火器で的当てゲーム」「新聞紙でスリッパづくり」「毛布で担架タイムトライアル」「すごろく遊びでぼうさい学び」「紙食器づくり」のほか、企業協力プログラムとして「火おこし体験」(大阪ガス)、「考えよう!車いすユーザーと防災あれこれ」(Wheelchair Football)、「シンサイミライノハナ」(Co.to.hana)なども用意する。

 「百合学院インターアクトクラブ」顧問の西村稚子さんは、「ほかの場所で『イザ!カエルキャラバン!』に参加したことのある来場者も多く、災害が起こったらどうしたらいいかなどの知識を身に付けている子どももいる。そういった子どもが増えると、親も関心を持ってくれるのでやっていてよかったと感じる。参加してもらうことで、身近に起こり得る問題として捉えてもらえたら」と話す。

 イベントを運営するのは「百合学院インターアクトクラブ」に所属する同校の中高生68人。子ども食堂の手伝いやあしなが学生募金活動のほか、「みんなのサマーセミナー in Amagasaki」「ミーツ・ザ・福祉」などのイベントにボランティアスタッフとして活躍している。昨年は、学生発案で「街に100人の友達を作ろう」とごみ拾いをしながらまち歩きした後、みんなで持ち寄った具材でサンドイッチパーティーを開く「まち活」を成功させるなど、市内外で福祉やまちづくり活動を行っている。

 開催時間は13時~16時。雨天決行。問い合わせは百合学院インターアクトクラブ(TEL 06-6491-6298)まで。

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