食べる

尼崎・武庫之荘に甘味所「ゆる蕾」 庭眺めながらあんみつやぜんざいを

日替わりお菓子とお茶がセットになった「朝茶セット」

日替わりお菓子とお茶がセットになった「朝茶セット」

  • 2

  •  

 尼崎の阪急武庫之荘駅近くに、「甘味とごはん ゆる蕾(つぼみ)」(尼崎市武庫之荘1、TEL 090-9985-0322)がオープンして2カ月がたった。

波照間島産の黒糖を使った手作り黒蜜が特徴のあんみつ

[広告]

 市内で料理教室を主宰していた影山知子さんが、素材にこだわって手作りしたあんみつやぜんざい、季節のパフェといった甘味を提供する同店。店舗面積は30坪、席数は26席。

 影山さんは「幼稚園の帰りに、祖母がいろんな甘味所に連れて行ってくれたことが思い出に残っている。京都で暮らしていた時はよく甘味所に行っていたが、尼崎に引っ越してくると、近所に見当たらない。無いなら、自分で作ろうと考えた」と話す。

 一軒家をリノベーションした同店のコンセプトは「みんなの家」。子どもから大人、シニアと幅広い層を迎えたいと、内装は和をベースに洋のテイストを取り入れたデザインにしつつ、シンプルで落ち着きのある空間にしているという。「ママ友グループでランチしたり、年配の方が縁側でぜんざいを食べたり、男性が一人で甘味とコーヒーを味わったり、思い思いに過ごしている。中にはおばあちゃん、娘、孫と3世代で来ることも。私が祖母と甘味所を巡っていたように、甘味は世代を超えて一緒に楽しめる良さがある」と影山さん。

 メニューは甘味が中心で、「選ぶ楽しさ」を提供したいと、「季節のパフェ」のフルーツ、あんみつのアイスクリーム、季節茶や緑茶の茶葉など、2種類から1つを選んでもらう工夫をしている。

 甘味メニューは、あんみつ(810円)、白みそ餅(540円)、ぜんざい(594円)、季節のパフェ(864円)、豆腐ドーナツ(648円)などを用意し、季節や行事に合わせた甘味を提供予定。ドリンクメニューは、抹茶、りんごジュース(以上486円)、緑茶、季節茶(以上540円)、ほうじ茶、コーヒー、紅茶(以上432円)のほか、グラスワイン(540円)やビール(594円)といったアルコールもそろえる。

 そのほか、大福やフルーツサンドなどのお菓子とお茶をセットにした「朝茶セット」(648円、10時~11時30分)、平日の「日替わり昼ごはんセット」(1,080円、11時30分~14時)、土曜限定の「朝ごはんセット」(864円)などもある。

 影山さんは「店は2階建ての一軒家。庭もあるので、この場を生かしてできることの可能性が広がる。料理教室をはじめとしたワークショップやイベントなど、やってみたいことがたくさんある」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~17時(土曜は15時まで)。水曜・日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース