見る・遊ぶ 学ぶ・知る

尼崎の森で「郷土種グリーンフェスタ」 郷土の自然に親しみ、楽しむ一日を

「郷土種の草花に親しんで」と木嶋さん

「郷土種の草花に親しんで」と木嶋さん

  • 4

  •  

 尼崎の森中央緑地(尼崎市扇町)で10月22日、「郷土種グリーンフェスタ&ファミリーフェスタ」が開催される。

『丹波立杭焼市野伝市鉢に植える郷土の野草寄せ植え体験』で趣きのある一鉢を

[広告]

 同緑地は、兵庫県が策定した「尼崎21世紀の森構想」の拠点。臨海地域の工場跡地で、2006年から100年かけて森作りを進めている。特徴として、武庫川・猪名川流域や六甲山系周辺域に古くから自生する郷土種の木や草花を種から育てて植えており、同イベントはこうした取り組みを知ってもらい、郷土種に親しんでもらうのが狙い。

 「郷土種グリーンフェスタ」は2016年から、「ファミリーフェスタ」は元浜緑地で「公園であそぼう!」というイベント名で2009年から行ってきた。今回は両イベントをジョイントし、同緑地内で同時開催する。

 当日は、種から郷土種を育てる圃場(ほじょう)を見学する「郷土種の苗木圃場ガイドツアー」、環境学習講座「植物と文化」、五感を使って自然と触れ合う「森のネイチャーゲーム」、森作りを行っている企業や団体の活動紹介やワークショップを行う「森づくりの仲間たち紹介コーナー」、尼崎市立双星高校吹奏楽部、みのり幼稚園児、和太鼓クラブによる「ガーデンコンサート」などのほか、草笛やドングリ細工作り、竹馬や竹コッポリといった昔遊び体験、ゴーカート、エアートランポリンなど遊びコーナーも登場する予定。

 飲食ブースでは、「PorSetti(ポルセッティ)」のイタリア風肉団子、「力士酒場 心味庵」のメンチカツ、「小寺農園」の「コテラトマト」、「たこぼう」のたこ焼き、「L・S BURGER(エル・エス バーガー)」のハンバーガーが並ぶ。

 管理事務所の木嶋将人さんは「注目は『丹波立杭(たちくい)焼市野伝市(いちの・でんいち)鉢に植える郷土の野草寄せ植え体験』。カワラナデシコやミズヒキなど10種類以上の秋の野草から数種類を好きにアレンジして寄せ植えを作り、持ち帰ってもらう(300円)。日本固有の野草は華美ではないが、わびさびを感じさせてくれる。スタッフがそばにいるので、気軽に質問してもらえたら」と話し、「子どもたちには、昔遊びや自然遊びを体験しながら、自然や環境の大切さを考える機会にしてほしい。秋の一日を家族連れでのんびり楽しむ場を提供したい」と意欲を見せる。

 開催時間は10時~15時。入場無料。雨天中止。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース