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尼崎の銭湯落語「ほうらい寄席」20回目達成へ 「はめもの」入り初上演

蓬莱湯外観

蓬莱湯外観

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 尼崎の銭湯「天然温泉 蓬莱湯」(尼崎市道意町2、TEL 06-6411-0567)で9月9日、「ほうらい寄席(よせ)きちっきちっの会 第20回記念会」が開かれる。

「ほうらい寄席(よせ)きちっきちっの会 第20回記念会」チラシ

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 銭湯の休憩室を会場に、米朝一門の桂佐ん吉さんと桂吉の丞さんが高座に上る「ほうらい寄席」。落語家2人の名前と、小さな会場がいつも客で埋まり「きちきち」の状態であることを受けて「きちきちの会」と呼ばれ、至近距離で本物の落語が聞けるライブ感で人気を集めている。

 2012年にスタートし、今回で20回目を迎えることを記念して特別プログラムで行う同イベント。開催日を土曜の昼(通常は金曜)とし、初めて寄席三味線の演奏家を招いて「はめもの」入りで上演する。「はめもの」は上方落語に特有の、口演中に演出として盛り込むおはやしのことで、BGMや効果音としての役割を持つ。

 同銭湯の店主、稲里美さんは「今回お願いした岡野鏡さんは、上方の寄席三味線方としては最年少の奏者。いつも観客として来てくれている。演目は当日のお客さんの雰囲気で決めることが多いが、今回は『遊山船(ゆさんぶね)』など『はめもの』が入ったにぎやかなネタが登場するのでは」と期待する。「20回を迎え感慨深い。縁あって、佐ん吉さん、吉の丞さんとともに蓬莱湯も歩んできた。2人の成長を見る度に蓬莱湯も頑張らねばといつも思う」とも。

 開催時間は13時30分~。定員30人。電話、予約フォームで予約を受け付ける。入場料は、前売り=1,800円、当日=2,000円。

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