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尼崎・南武庫之荘のレストラン「ふらいぱん」が39周年-パリパリクレープで話題に

南武庫之荘「レストランふらいぱん」の店主

南武庫之荘「レストランふらいぱん」の店主

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 南武庫之荘にあるレストラン「ふらいぱん」(尼崎市南武庫之荘2、TEL 06-6437-1156)が6月、39周年を迎える。

パリパリ食感が人気の「バターシュガークレープ」

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 カウンター8席、テーブル12席、計18席の同店。店主は気さくな人柄で知られる長岐みどりさん。「ご飯を食べる時は気取った感じではなく、気楽にくつろいで食べてほしい」をコンセプトに経営。店内は落ち着いた茶色の家具を置き、BGMにジャスを流す。店名の由来は「コックだから『ふらいぱん』でいいだろう」という夫の一言で決まったという。

 人気メニューは「ハンバーグ定食」(850円)や「ポークポリネシアン定食」(1,000円)、「日替わりランチ」(ドリンク付き、800円)など。ソースやドレッシングは全て自家製というこだわりも見せる。中でも創業当時から変わらぬ味のポリネシアンソースは、「さっぱりしているが、とても甘みのあるソース」と人気を得ている。

 定食のほか、「バターシュガークレープ」(200円~)などのクレープも人気だ。このクレープは「メイドイン尼崎コンペ」で特別賞を受賞し、老若男女を問わず人気が高い。クレープは上の方はパリパリで、下の方にバターと砂糖がたまり柔らかい食感になるのが特徴。

 人気のパリパリクレープ誕生について、長岐さんがエピソードを明かす。ある時、店主が学生客としゃべりすぎてクレープの生地を焼き過ぎて失敗してしまった。そのクレープの生地を捨てようとすると、注文した学生が「それでいいからちょうだい」と言いい、「本当にいいの?」と戸惑いながら提供すると、「おばちゃん、このパリパリがとてもおいしい」と絶賛。それが口コミで広がり、今では同店の人気メニューとなっている。過去には女子中学生が10枚食べたという最高記録があるほどだ。

 「小遣いを握りしめてクレープを1枚だけ買っていた子どもが大人になり、『自分の働いたお金でクレープを大人買いしに来ました』と買いに来てくれたとき、とてもうれしいかった」と長岐さん。同店では音楽ライブなど、利用客同士が仲良くなれるイベントも開いている。

 営業時間は11時30分~22時(日替わりランチ=11時30分~14時、日曜・祝日は21時30分まで)。

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