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阪神尼崎に石窯ピザ「善兵衛」 和のしつらえと国産素材使う

店舗外観と店主の麓さん

店舗外観と店主の麓さん

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 尼崎・東難波に「石窯ピッツァとワイン 善兵衛」(尼崎市東難波町5、TEL 06-6401-3356)がオープンし2カ月がたった。

トマトのうま味を引き出したソースと日向牧場のモッツァレラを使用したマルゲリータ

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 和の雰囲気で本格イタリアンと日本ワインを提供する同店。「日本産のものが日本人の味覚に一番合う」という信条のもと、国産素材にこだわったイタリア料理や国産ブドウだけから造られた「日本ワイン」を提供する。店舗面積は約15坪、席数はテーブル16席、カウンター6席。

 入り口には紺色ののれんを下ろし、店内のしつらえも和風で統一した。店主兼シェフの麓(ふもと)寛之さんは作務衣(さむえ)姿で客を出迎える。「お客さまに、おいしさと、落ち着いてゆったり過ごす時間、非日常感を提供したい」と話す。大手飲食チェーンで経験を積んだが、効率重視ではなく「作ったものを喜んでもらえたときの、うれしい気持ち」に正直になろうと独立を決心したという。

 看板メニューは石窯で焼き上げた本格ナポリ風ピザ(5種類)で、三田市の「日向牧場」から仕入れるチーズと、しっとり、もちもちとした食感の生地、ソースの軽さが特長という。一番人気というマルゲリータ(800円)は、「トマトの酸味を生かし時間を掛けてうま味を引き出したトマトソースが自慢。女性オーナーが手掛ける日向牧場のまろやかなモッツァレラとよく合う」と麓さん。「自家製ベーコンと半熟卵のピッツァ」(1,000円)は店内で薫製した手作りのベーコンを使う。

 ワインは山梨の「シャトーマルス 穂坂収穫」、「北海道ケルナー」(以上ボトル3,500円)、34種類のブドウを使用した希少な辛口白「シャトー酒折 ジュエルズ・オブ・キスヴィン」(6,500円)、国産の巨峰を原料にしたロゼスパークリング「丹波ワイン 京都サペラヴィ」(4,500円)などをそろえる。グラスワインは580円~。

 営業時間は16時~23時(土曜・日曜・祝日は13時から)。水曜定休。

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