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尼崎でフォトイベント「AMA BAW」 一歩踏み込んだ写真表現を発信

「写真アートをもっと身近に」と佐野さん

「写真アートをもっと身近に」と佐野さん

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 尼崎市中小企業センター(尼崎市昭和通2、TEL 06-6488-9501)で6月18日、「AMA BAW(アマバウ) Photo EVENT 2016」が開催される。

過去のイベントの様子

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 作品展示とともにレクチャーや作品講評を行い、「写真芸術を読み解く」ことを目的に掲げる同イベントは今回で4回目。大学や専門学校で写真史や作家論の講義を行う写真評論家のタカザワケンジさんを講師に迎え、展示、講義、ポートフォリオレビュー(作品講評)の3部構成で行う。

 展示「Osamu Kanemura's New Work?」は、国内外で高く評価される写真家・金村修さんの作品を取り上げ、写真を「見る」とはどういうことかを問い掛ける内容となっている。講義「写真とアプロプリエーション(盗用芸術)」では展示にちなみ、写真作品論でしばしば議論される引用と盗用の問題に迫る。ポートフォリオレビューでは、希望者はタカザワさんに作品を講評してもらうことができ、それを目当てに参加するフリー写真家や学生も多いという。

 主催はカメラ関連商品の企画・製造会社「on and on(オンアンドオン)」(東難波町3、TEL 06-6401-6822)と、古民家でアートイベントを企画・実施する「alnair(アルナイル)」。「on and on」でイベントを担当する佐野誠司さんは、「学校以外の場所で写真史の詳しい話が聞けて勉強になる、と好評をもらっている。80歳の参加者がアートディレクターと出会い、写真集を出すことになるなど、写真家同士の交流の場に成長した」と笑顔を見せる。「今よりさらに踏み込んだ写真表現を目指したい人へ、尼崎から発信していきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は12時~17時。参加費は講義のみ=3,500円、講義とポートフォリオレビュー=4,000円。19日は、梅田ロフト3階ロフトラボで別内容の講義を開講予定。詳細はホームページで確認できる。

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