尼崎市役所や市内商業施設などで6月11日から、「イロドリのあまがさ」が開催される。
リユース傘のリメークアート制作やワークショップなどを展開する「CASA PROJECT」、尼崎市、あまがさきキューズモール(尼崎市潮江1)が共催する同イベント。年間約1億2000万本が消費され、忘れ物ナンバーワンといわれる「傘」にスポットを当て、「物を大切にする心」を再発見することを目的に、さまざまな催しを行う。
あまがさきキューズモールでは11日、三角形にカットされた傘の布にメッセージやイラストを描いて結び、隣接するJR尼崎駅までつなげる「ツナガルキモチ」(11時~)、分解したリユース傘を活用した「傘ストラップ作り」(13時30分~・15時30分~、各回先着15人)を開くほか、同プロジェクトの取り組みや遺失物としての現状を紹介するパネル展示「傘のことを、知ろう」(今月30日まで)も行う。
尼崎市役所、JR立花駅前の「すこやかプラザ」、あまがさきキューズモールの3カ所で不要になった傘を集め必要な人へ貸し出す「傘リレー」(今月30日まで)を実施。使用後は上記の施設へ自由に返却することができる。
イベントを担当する尼崎市制100周年記念事業担当の高村美帆さんは「市役所職員らで協力し、100本を目標に設置する傘を集めている。尼崎から物を大切にする心が広がっていってほしい」と期待を込める。
いずれも参加無料。「傘ストラップ作り」は11日12時から整理券を配布する。今月30日まで。