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尼崎で熊本復興支援「チャリティーボウリング」 地元企業が企画、吉本芸人も参加

(左から)難波さん、「ランディーズ」の高井さん、錦野さん

(左から)難波さん、「ランディーズ」の高井さん、錦野さん

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 「ラウンドワン」JR尼崎駅前店(尼崎市潮江1、TEL 06-6495-4177)で5月28日、熊本地震復興支援イベント「ナンバサイクル主催シューティングスター・ペアボウリング大会」が行われた。

優勝賞品のフォールディングバイクを掲げる参加者

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 参加者がボウリングを3ゲーム行った売上金の一部を、熊本地震被災地へ義援金として寄付する同イベント。

 自転車店「ナンバサイクル」(尼崎市立花町4、TEL 06-6436-4518)監査役の難波孝吉さんが、熊本に住む友人の被災状況を聞き、「笑顔が戻る手伝いをしよう」とイベント会社「シューティングスター」(同、TEL 06-6439-7203)の錦野誠社長に協力を依頼し実現した。

 難波さん、錦野さんの思いに賛同し、協賛には尼崎の企業や飲食店、競輪選手やタレントらが名を連ねた。

 難波さんは「地道な声掛けを続けた結果、口コミやSNSで広まっていった。私たちの呼び掛けに『何かできるなら』と快く協力していただいた」と話す。

 当日は、市内外から約70人が参加。ゲーム後半には、イベントに協賛したお笑いコンビ「ランディーズ」の高井俊彦さん、吉本新喜劇の今別府直之さん、ヒロトさん、福田多希子さんらも駆け付け、会場を盛り上げた。

 大阪市から参加した男性の一人は「知人に『やるぞ』と声を掛けられ参加した」、尼崎市内から参加した女性は「阪神淡路大震災当時は学校が避難所だったため、子どもの卒業式ができなかった。経験した人にしかわからない苦労や思いがある」と話す。

 表彰式では、個人優勝者に「フォールディングバイク」、ペア優勝に「黒豚肉5,000円分」、2位入賞に「新喜劇ペアチケット」など、協賛する企業や団体が提供したさまざまな商品が贈られた。入賞順位を55位まで設けていたため、司会者が「このまま表彰式を続けるには時間がかかる。入賞者へは後日連絡する」とアナウンスし、会場が笑いに包まれる一幕も。

 「熊本の友人に今回のイベントのことを連絡した所、感謝の思いが詰まったメールが届いた」とほほ笑む難波さん。「阪神淡路大震災で被災した際、自分も多くの人に助けてもらった。これからも募金活動を続け、自分たちのできる形で支援していきたい」と意気込む。

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