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尼崎南部工業地帯で「あまがすきハーフマラソン」来秋初開催へ エントリー始まる

中央にあるロゴは、ランニングシューズにさまざまなモチーフをデザイン

中央にあるロゴは、ランニングシューズにさまざまなモチーフをデザイン

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 尼崎の南部工業地帯で来年10月16日に初開催される「あまがすきハーフマラソン」に向けて、10月16日に参加申し込みの受け付けがスタートする。

走る「忍たま乱太郎」キャラがあしらわれた大会ポスター

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 「尼崎市の市制100周年を走って祝いたい」と、マラソン好きの市民が立ち上げた同大会。コースは市南部の工業地帯とそこに張り巡らされた運河を巡り、武庫川の堤防で潮風を受け、尼崎の森中央緑地を駆け抜ける21.0975キロ。都市型ハーフマラソンとしては珍しくコースのほとんどが公道となっており、末広大橋からの見晴らしなど、普段はあまり目にする機会のない南部地域の魅力を存分に味わえるよう設定されているという。参加予定数は8000人。

 行政主導ではなく、市民ボランティアによる手作りマラソン大会であることも特徴の一つとなっている。「準備委員会結成時には、大会組織を組めるかどうかというレベルだった」と同大会広報グループ長の江田政亮さん。新聞社からのアドバイスで市のバックアップが欠かせないと知り、稲村尼崎市長に実行委員長に就任してもらった。「市役所や各団体に協力を請い、組織づくりから沿道企業へのあいさつ回り、警察との折衝、協賛金集めまで、慣れない大会づくりに苦労が多い」と江田さん。本業では貴布禰(きふね)神社(尼崎市西本町6)の宮司を務めている。

 「阪神工業地帯の中核として、高度経済成長の一翼を担ってきた臨海部。公害も生み出したが、『尼崎21世紀の森構想』によってここに100年かけて森が作られようとしている。変わりゆく尼崎南部を肌で感じてもらえるような大会にしたい」と意気込む。

 競技種目と出場定員は、「ハーフマラソンの部」=5000人、「10キロの部」=2000人、「ファミリー2キロの部」=1000人。各部ともエントリーは先着順。詳細はホームページで確認できる。

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