阪神尼崎駅北側の尼崎中央公園で10月3日・4日、「尼ソニック2015」が開催される。
マイカー点検についての啓発イベントなど、数多くのイベントを開催してきた県自動車整備振興会尼崎支部と、「尼崎で本格的な音楽祭をやりたい」という思いを持つ有志が出会い、開催が実現したという同イベントは、今回で3回目となる。
「音楽好きに来てほしい」との思いから、耳の肥えた同イベント実行員会「音楽担当」メンバーが、市内外のライブハウスなどへ出向き、アーティストへ出演を交渉。ライブハウスに来ていた客にもイベントチラシを配布するなど地道な広報活動を展開。子どもから大人まで幅広く楽しめるよう、「ビッグバンド」「ポップス」「ジャズ」の3部構成にし、大道芸人によるステージショーなども組み込む。同イベント実行委員長の辰野斉さんは「誰もが楽しめる、より質の高い音楽イベントとして喜んでもらえるはず」と自信を見せる。
会場では、尼崎市内の雑貨店や飲食店など約50のブースが軒を連ね、スタッフTシャツやステッカーなどイベント関連グッズも販売。マイカー点検の方法を車整備のプロがレクチャーするコーナー(10月4日のみ)を設け、受講者にはイベント内で使用できる金券(500円相当)を贈呈する。
同駅南側の城内地区にある旧尼崎警察署、市立文化財収蔵庫では10月4日、「あまがさき歴史音楽祭」も同時開催される。尼崎にゆかりのある52のバンドが出演する音楽ステージのほか、現代美術作家のアート展示を行う。
辰野さんは「一度来れば、また来年も参加したくなるようなイベントだと思う。入場無料なので、気軽に来てゆったりとした時間を過ごしてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、尼ソニック2015=両日ともに10時~21時、あまがさき歴史音楽祭=10時30分~18時30分。入場無料。出演アーティストやタイムテーブルなどはホームページで確認できる。