尼崎市が発行しているフリーペーパー「あまナビ」が10月1日、Vol.3を発行する。

「あまナビVol.3」表紙

　同冊子は2014年9月の創刊以降、年2回のペースで発行。市内の「学び」の情報を集めた生涯学習情報誌で、「まちづくり」「芸術」「歴史」「スポーツ」など多彩なジャンルの講座、ボランティア、イベント情報を掲載している。タイトルは「尼崎＋学び＋ナビゲーション」の略。

　公共施設や市内の駅、商業施設などで配布され、子どもから大人まで幅広く参加できる「学びの場」を紹介する内容とフリーペーパーという手軽さから、徐々に尼崎市民の間に浸透。「あまナビを見て講座に参加した」という声や、「店でも冊子を置きたい」「広告を掲載したい」といった問い合わせも多く寄せられるようになったという。

　Vol.3は、約120の講座に加え、実際に講座を受講した人の体験インタビュー、一つの団体にスポットを当てた特集ページなどを掲載。講師やボランティアメンバー募集、活動PRコーナーなどを前号よりも充実させ、尼崎の学びに関わる人の「リアルな声」を知ることができる内容となっている。

　今回メーンで編集を担当した市教育委員会事務局社会教育部社会教育課の前阪美樹さんは「読者が何を知りたいのか考えながら掲載内容の偏りやレイアウトをチェックする作業は大変だった」と振り返る。「今回はインタビューも多く、たくさんの人と出会い刺激を受けた。講座を受講後に教える側へ進んだ人の話を聞き、学びの輪が広がっていることを実感した。これからも人と人とをつなぐ『循環型の学び』を広げていければ」と意気込む。

　同冊子の詳しい掲載内容や設置場所、広告掲載募集については、ホームページで確認できる。