尼崎・武庫之荘の住宅地にあるボルダリングスペース&ショップ「BaRock(バロック)」(尼崎市武庫之荘東1、TEL 06-7164-7772)が9月7日、2周年を迎えた。
ボルダリングはクライミングの一種で、最低限の道具(シューズとチョーク)だけを使い岩を登るスポーツ。近年愛好家が増え、人工壁を登るスポーツクライミングは2020年東京オリンピックの追加種目の候補となっている。
元鉄工所をリノベーションし、明るいカフェのような雰囲気の同店。約25坪のスペースにはさまざまな色や形のホールドが設置された人工壁が広がり、初心者向けの5~6級から上級者向けの初段のコースまでを備える。オープン2年で会員数は約2000人に上り、4割を女性が占めるという。「野口啓代(あきよ)さんはじめ、クライミング界には日本人女性のトップ選手もいる」と店主の高山誠二さん(35)。
高山さんは高校時代からクライミングを始め、全国展開するジム「PUMP(パンプ)」で13年間にわたりインストラクター、ルートセッター、店長などを歴任。地元岡山の国体でコースセットを行ったこともあるという。「会員が飽きないよう4カ月に一度はコースを新しくセットし直す」と高山さん。
「クライミングは誰でも気軽に始められるスポーツ。必要なのは集中力、丁寧に登ること、回数をこなすこと。初めての人でも、いつでもアドバイスを行っている。ここでは小学生以下の子どもから大人まで幅広い人々に、のんびり楽しんでもらえたら」とほほ笑む。
営業時間は13時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~21時)。入会登録料=1,080円、施設使用料=1,620円(学割あり)。用具レンタルあり。