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伊丹のシェアオフィス主催「いたみビジネスアイデアコンテスト」 審査結果発表

最優秀賞に選ばれた般若なつみさん

最優秀賞に選ばれた般若なつみさん

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 シェアオフィス「FLEXY(フレクシー)伊丹」(伊丹市中央1)主催のビジネスコンペ「いたみビジネスアイデアコンテスト」の最終審査が2月18日、行われた。

閉会のあいさつで、小西酒造社長の小西新右衛門さんは「人との関わりを重視した素晴らしいアイデアばかり。勉強させてもらった」と語った

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 16歳以上の個人、創業3年以内の企業・団体を対象にしたビジネスコンペ。「オリジナルなアイデア」「地域商材を活用するアイデア」「人のぬくもりを感じさせるアイデア」の3つのテーマで、事業案や地域活性化案を募集した。

 最終審査は、小西酒造社長の小西新右衛門さん、キャリアデザインアカデミー主宰の佐久知あみさんがプレゼンターとなり、フレクシー伊丹5階大セミナー室で行った。最終審査に残った5組は、審査員の前でプレゼンテーションを行い、アイデアに込めた「熱い思い」をPRした。

 最優秀賞に選ばれたのは、音楽教室、訪問コンサートなどを手がける「one's concert」代表で声楽家の般若なつみさんが発表した「大切な人へ、音楽のプレゼント~世界にたった1つのオーダーメードコンサート」。高齢、療養などの理由で自宅や施設で過ごす人の元へ音楽家が訪問し、プライベートコンサートを行うサービスで、家族によるサプライズ演奏や思い出の写真を集めたスライドショーなども展開。「家族とのコミュニケーションにつながる新しい音楽サービス」を目指すという。受賞後、般若さんは「とてもうれしい。皆さまにアドバイスを頂きながら、サービスを社会実装できれば」と語った。

 結果は以下の通り。最優秀賞=「one's concert」代表・般若なつみさん「大切な人へ、音楽のプレゼント~世界にたった1つのオーダーメードコンサート」、優秀賞=園田学園女子大学生広報チーム「たみまるレモンクレープ×キッチンカーによる伊丹農産業活性化事業」、学校法人鶴岡学園北海道文教大学特別賞=カラーリスタ代表・鈴木聡さん「遺言フォトを活用し、思い出に寄り添う遺品整理を広めたい」、実店舗開業支援モール「POT」賞=チーム・フランポネ「お笑いを通じた社会課題の解決」、伊丹愛賞=モドルキカク代表・小林誠一郎さん「子育て世代のママ・パパや高齢者に優しい駐輪ラック」。

 フレクシー伊丹の森政輝さんは「伊丹初のビジネスコンペとなり、プレッシャーや『応募が来るのか』といった不安もあったが、結果35組の応募があり、無事コンペを終えることができた」と振り返る。

 「担当者として応募者全員と関わったが、皆さんの本気度を感じるとともに多くのことを学ばせてもらった。審査員の熱量も大きく、コンペに関わる全ての人が本気で取り組む姿勢に感謝の気持ちは強くなった。『今回だけで終わらせてはいけない』という思いも湧いてきた」とも。

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