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シェアオフィス「フレクシー伊丹」がビジネスコンペ 16歳から応募可能

フレクシー伊丹の森政輝さん。「若い世代にもどんどん挑戦してもらいたい。経験や人とのつながりを広げて将来に生かしてほしい」と呼びかける

フレクシー伊丹の森政輝さん。「若い世代にもどんどん挑戦してもらいたい。経験や人とのつながりを広げて将来に生かしてほしい」と呼びかける

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 阪急伊丹駅近くのシェアオフィス「FLEXY(フレクシー)伊丹」が11月1日、「いたみビジネスアイデアコンテスト」の参加者募集を始める。

10月に行われる関連講座。最終審査のプレゼンターを務める佐久知あみさんが講師を務める

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 フレクシー伊丹の森政輝さんによると、創業当時から「ビジネスコンペを開きたい」との思いがあったといい、同施設が2周年を迎えたことを機に「環境が整った」として今回のコンペを企画したという。「伊丹市や商工会議所から『市内でのビジネスコンペは初開催となる』と聞き、絶対に失敗できないとプレッシャーを感じたが、挑戦する楽しさもあった」と笑顔を見せる。

 コンペ参加者は「オリジナルなアイデア」「地域商材を活用するアイデア」「人のぬくもりを感じさせるアイデア」の3つのテーマから好きなものを選択。テーマに沿った事業案や地域活性化案などを「90秒PR動画」と共に提出する。内容の派手さやプレゼンテーションのうまさではなく、事業創造の目的や継続性、将来性、「熱い思い」などが審査基準となる。入賞者には、賞金や伊丹市特産物のほか、フレクシー伊丹入居権、無料コーチング、開業支援など、ステップアップにつながるさまざまな特典を用意する。

 コンペ初挑戦の人でもスムーズに参加できるよう、応募期間中に自己表現や起業、動画制作などが学べる関連ワークショップも開く。「PRや動画などに対し、苦手意識がある方もいると思う。コンペに役立つさまざまな講座を用意したので、どんどん活用してほしい」と森さん。

 審査員は、フレクシー伊丹を運営する「Bonton(ボントン)」社長の福田充男さん、新規事業の立ち上げ支援などを手がける「リノヴェクス」社長の渡辺亨さん、「上田雄一税理士・行政書士事務所」代表の上田雄一さん、音楽フェス「ITAMI GREENJAM」や地域活性化に取り組む一般社団法人「GREENJAM」代表の大原智さんら。最終審査を発表するイベントは、小西酒造社長の小西新右衛門さん、キャリアデザインアカデミー主宰の佐久知あみさんがプレゼンターを務める。

 森さんは「『自分の考えが通用するか知りたい』『第三者の意見を聞きたい』といった方も挑戦してもらえたら。他のコンテストで落ちてしまった内容でも、磨けば光ることもあるはず。ブラッシュアップの機会にしてほしい」と話す。「特典にフレクシーの入居権も用意するが、伊丹にとどまる必要はなし。コンテストをきっかけに世界へ羽ばたいて」とも。

 対象は16歳以上の個人、または創業3年以内の企業・団体。応募期間は来年1月15日まで。最終審査は2月18日を予定。

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