尼崎市の貴布禰（きふね）神社（尼崎市西本町6、TEL 06-6411-0170）で5月24日、「健康長寿祈願祭」および「ヨガ奉納」が行われた。

神事を手伝っていた男性もはかま姿でヨガポーズ

　2015年に遷座（せんざ）300年を迎えた同神社の記念行事の一環として開催された「健康長寿祈願祭」。始めに健康長寿を願う神事が行われ、拝殿でヨガ講師の吉識（よしき）あゆ子さんと梶原早苗さんが、参加した氏子ら約40人が見守る中「ヨガ舞」を奉納した。

　神事終了後、社務所で約30人が参加して「ヨガ体験」が行われた。吉識さんが初心者でも分かりやすく動きをレクチャーし、終始笑いが絶えない雰囲気の中、楽しみながら汗を流していた。参加者の女性は「講師の説明も分かりやすく、スムーズに動けた。とても楽しかった」「誰でも行きやすい神社でこんな体験ができるなんて、いいと思う」と笑顔で語った。

　「同神社の江田宮司とは以前から何か一緒にできたらと話していた。『国際ヨガの日』が6月に制定後初めて訪れる2015年に、同じく遷座300年を迎えた同神社。素晴らしいタイミングだと感じた」と吉識さん。神前での「ヨガ舞」は、「精神を落ち着かせる合掌のポーズを取り入れた。神社とヨガは異色の組み合わせに見えて、実は通じるものがあると思う」と話し、「実演中は緊張と感動で泣きそうだった」と安堵（あんど）の笑顔を見せた。