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尼崎・塚口に「喫茶二番館II」 飲食会社が閉店した老舗喫茶店引き継ぎ

系列店「大衆イタリア食堂 アレグロ」のソースを使った「ピザトースト」。表面のソースやチーズなど具材の香ばしさと、厚切りでやわらかなパンの食感が楽しめるという

系列店「大衆イタリア食堂 アレグロ」のソースを使った「ピザトースト」。表面のソースやチーズなど具材の香ばしさと、厚切りでやわらかなパンの食感が楽しめるという

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 阪急塚口駅前の商業施設「塚口さんさんタウン2番館」1階にある「喫茶二番館II」(尼崎市南塚口町2)が1月12日、オープンから2カ月を迎えた。

「喫茶二番館II」外観。前身店の良さを生かしつつ、「王道でありながら新たな挑戦ができる店にしたい」との思いを込め、店名に「II」を付けたという

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 昨年10月に閉店した、創業43年の老舗喫茶店「二番館」の店舗を、イタリアンや洋菓子店などを展開する飲食会社「レストランバンク」(塚口町1)が引き継ぎ、新生オープンした。席数は32席。

 塚口さんさんタウンには、同社が運営する「大衆イタリア食堂 アレグロ」も入っており、「二番館」店主と長年親交があったため、同社社長が「歴史ある店を引き継ぎたい」と手を挙げた。「喫茶二番館II」店長の篠原あみさんは「二番館元店主が『引き継いでくれてよかった』と喜んでくれた。さんさんタウンに入る店舗同士のつながりは強く、元店主は社長の若い頃をよく知る人物。社長に関するエピソードを聞くことができた」と笑顔を見せる。

 メニューは、「大衆イタリア食堂 アレグロ」で作るソースを使った「ピザトースト」(580円)や、系列カレー店「カレーのエース」のドライカレー(750円)、同じく系列菓子店「アレグロドルチェ」のスイーツ(280円~)、「ミックスサンド」(680円)など。モーニングやドリンク付きのセットも用意する。コーヒーは、「ゆったりと過ごす喫茶店ならではの味」を目指し、深い味わいに仕上げたという自家焙煎(ばいせん)豆を使う。メニューは「二番館ブレンド」(350円)、「ウインナーコーヒー」(450円、以上税別)など。

 客層は年配客を中心に、20代の利用もあるなど幅広く、前身店の常連客も訪れるという。「店づくりやメニューについて、常連の方からさまざまな声を頂いている。オープン当初は置いていなかったが、要望が多かったため新聞の設置も始めた」と篠原さん。「店はまだスタートしたばかり。『今話し掛けていいかな』など、日々いろんなことを考えながら接客している。スタッフとお客さまとの間でコミュニケーションが生まれ、幅広い世代に愛される店になれば」とも。

 営業時間は8時~18時。木曜定休。

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