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尼崎・塚口の飲食店が手掛けたみそ「ブランコの肴味噌」 ネット販売開始

「ブランコの肴味噌」。店内で先行販売したところ好評だったといい、現在はネット販売も徐々に周知されつつあるという。「オリジナルドレッシングなども商品化したい」と三枝さん

「ブランコの肴味噌」。店内で先行販売したところ好評だったといい、現在はネット販売も徐々に周知されつつあるという。「オリジナルドレッシングなども商品化したい」と三枝さん

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 阪急塚口駅南側にある飲食店「BLANC'O(ブランコ)酒蔵SAKE食堂」(尼崎市南塚口町1)がオリジナル商品「ブランコの肴味噌(あてみそ)」のネット販売を始めて2カ月がたった。

販売ページ。県内の食材を使い、製造所が西宮市内にあることから、同商品は西宮市のふるさと納税返礼品に採用されている。「尼崎市のふるさと納税返礼品になるものも作りたい」と三枝さん

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 兵庫県産の食材に特化した料理を提供する同店。「ブランコの肴味噌」は、元々店内の各テーブルに卓上調味料として置かれていたオリジナルブレンドのみそで、客から「売ってほしい」との声が度々届いていたという。店主の三枝嘉樹さんは「料理のアクセントになる薬味のような感覚で楽しんでもらっていた。お客さんからの要望に応えたいと思い、プライベートブランドとして商品化した」と話す。

 兵庫県産の「朝倉山椒(さんしょ)」や「六甲みそ」など合わせて7つの素材を組み合わせ、「うま味が折り重なって押し寄せてくる味わい」に仕上げたという。「そのまま食べてもいいし、ラーメンや焼きおにぎりといったアレンジ料理にも使える。販売サイトにはオリジナルレシピも掲載しており、今後増やす予定」と三枝さん。

 みその開発には、新型コロナ禍による営業時間短縮などでできた時間を有効活用したという。「お客さんからの要望に応えることに加え、新型コロナ禍でダメージを受ける地元生産者を応援したいという思いも強く、『地元の食材に特化した店だからこそのものを作りたい』と開発に挑んだ。『コロナの思い出』で終わらせるのではなく、この経験を生かして兵庫県内の食材を取り入れた商品をどんどん開発していきたい」と話す。「『ワンハンドフード』のメニュー開発にも注力し、キッチンカーやイベント出店など展開できれば」とも。

 ネットでの販売価格は2個セット=1,360円、5個セット=3,000円。店内では1個680円で販売する。

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