阪急塚口駅近くの塚口商店街が1月18日、商店街の魅力を発信する冊子「笑える今日がここにある 塚口笑店街」を発刊した。
「街ぶら」をテーマに店舗を紹介するものなどさまざまなコンテンツを掲載
新型コロナウイルス感染拡大により、営業自粛などさまざまな影響が続く中、「どんな時も笑ってもらえる場でありたい」と同商店街が企画した。街歩きコースやテークアウトメニューの紹介など、商店街に軒を連ねる店舗の魅力を詰め込んだ。冊子に合わせ、店の様子や街の風景を撮影した動画「塚口笑店街 笑顔に会いに行く編」も制作した。
担当者は「これから店が生き残っていくためにどうすればいいか、Zoomなどを使って話し合いを続けていた。『収束後に一番来てもらえる商店街』になるため、今はとにかく情報を発信しようと話が進み、『GoTo商店街』事業に今回の企画を応募したところ採択され、冊子作成がスタートした。採択から約3カ月、商店街メンバー一丸となって完成までこぎ着けた」と話す。
商店街で過ごす一日を提案する「塚口笑店街でぶら散歩」、昼飲みできる店舗を巡る「第3土曜はひるのみへGO」、「ちょい飲み」をコンセプトに店を紹介する「夜の笑店街」、イタリアンや中華のオードブル、ケーキ、刺し身の盛り合わせまでさまざまなテークアウトメニューをラインアップした「お店の味をテークアウト」、美容室店主が伝授する「おこもり美容」、「タンスに眠る着物をなんとかしたい」「お家時間を快適に過ごしたい」といったさまざまな悩みに店主が答えるコーナーなど、多様なコンテンツを用意。「商店街にはさまざまな店舗があり、それぞれ店主が持つ専門的な知識を冊子に詰め込んでいる。読み物としてのボリュームも十分」と担当者。
動画「笑顔に会いに行く編」は、ユーチューブチャンネル「塚口商店街チャンネル」で公開中。阪急塚口駅周辺の風景と、来客を笑顔で出迎える店主の映像で構成され、商店街を訪問したような気分が味わえる内容となっている。就活メーク方、ペットフードの選び方、着物の活用法、眼鏡レンズの選び方など、各店舗の特色を生かしたレクチャー動画「塚口笑店街大学編」も公開されており、今後も増える予定だという。
担当者は「商店街は商品やサービスを提供するだけではなく、店主とコミュニケーションを持つことで心が豊かになれる場所。こんな時だからこそ来てもらって、笑って元気になってほしい。実際に来られなくても、掲載されている笑顔を見て元気になってもらえたら」と呼び掛ける。
冊子は商店街各店舗、あまがさき観光案内所などで配布する。無料。