食べる 買う

伊丹市のクレープ店が新メニュー コロナ禍「世の中少しでも楽しく」と考案

もちっとした生地にさまざまな具材を詰め込んだ「元気出せ SPイチゴミルフィーユクレープ」。すっきりとした後味のクリームとイチゴの甘酸っぱさであっさりとした仕上がり

もちっとした生地にさまざまな具材を詰め込んだ「元気出せ SPイチゴミルフィーユクレープ」。すっきりとした後味のクリームとイチゴの甘酸っぱさであっさりとした仕上がり

  • 11

  •  

 近畿中央病院近くのクレープ店「マハマユリ」(伊丹市車塚3、TEL 080-3039-7677)が12月10日、期間限定メニュー「元気出せ SPイチゴミルフィーユクレープ」の提供を始めた。

店内の様子。4~5人が座れる長椅子も用意する

[広告]

 元警察官という経歴を持つ山本拓也さんが、2019年10月に開いた同店。山本さんは「警察官という職業にやりがいを感じていたが、定年後を考え『生涯成長できるような仕事がしたい』と好きだったスイーツの世界に飛び込んだ。和菓子店やベーカリーで修業を積んだ後、クレープ店に勤務し『クレープの奥深さ』を知り、自分もこれで勝負しようと決めた」と振り返る。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今年10月に一度閉店を決意したという山本さん。「『閉店します』と貼り紙も用意したが、クレープを渡したときにテンションが上がったり、うれしそうな表情でクレープを頬張ったりする子どもたちを見て『もう少し頑張ってみよう』という思いが強くなった。再度『お騒がせしました。続けます』と貼り出し、コロナ禍で暗い世の中を少しでも明るく楽しく、加えて自分自身に気合を入れ直すためにも新メニューを考案することにした」と話す。

 「元気出せ SPイチゴミルフィーユクレープ」(税別550円)は、生クリーム、カスタードクリーム、サクサクのパイ生地、イチゴの果肉が入った甘酸っぱいソースを、北海道産の小麦を使ってもちもち食感に仕上げた生地で巻き、上にスライスしたイチゴをデコレーションした。「『特別仕様』なトッピングで、お客さまからも大変好評を頂いている。イチゴが手に入る来年5月ごろまで提供したい」と山本さん。

 「現在、新春企画として春をイメージしたメニューも考案中。来年1月から提供できれば。『車塚に用事があるならあの店に寄っていこう』と言ってもらえるような、お客さまがワクワクする店にしていきたい」とも。

 営業時間は10時~19時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース