クリスマスに子どもたちへ本を届けるプロジェクト「ブックサンタ」が現在、複合商業施設「グンゼタウンセンターつかしん」にしまち2階の「ふたば書房つかしん店」(尼崎市塚口本町4)で行われている。
貧困や災害などで困難な状況下にある0歳~中学生の子どもたちを対象に、サンタ研修を受けたボランティアサンタが「励ましの言葉」と共に本を届ける同プロジェクト。NPO法人「チャリティーサンタ」が2017(平成29)年から行っており、現在36都道府県307店舗の書店が参加している。
尼崎市内では「ふたば書房つかしん店」が参加。子どもたちへ贈りたい本を自由に選び、購入時にプロジェクトへの参加を伝えると、本と引き換えに「ブックサンタ参加ステッカー」、プロジェクトの進行や子どもたちの様子などを伝えるURLを掲載したサンクスレターを進呈する。同店店長は「参加される方の多くが、絵本など児童書を選んでいる」と話す。
プロジェクトリーダーの清輔(きよすけ)夏輝さんは「本好きという方の多くは、子どもの頃に『本との良い思い出』があると思う。ブックサンタは、大人から子どもたちへ『本を好きになってね』という思いを届ける取り組みでもある。参加書店へ足を運んでいただければ」と話す。
受け付けは12月24日まで。