ロボットスクール「ロボキャン」が現在、4月に始まる2期目の受講生を募集している。小学校新4~新6年生、前年度から継続して受講する中学生が対象。
講義の様子。子どもたちは、プログラミング言語「Processing」を用いたゲーム制作に挑んだ
動画・ウェブ制作などを手がける「エアグラウンド」(尼崎市南武庫之荘2)が主宰する「ロボキャン」。同社は、「未来のロボットオペレーター」を育成するプロジェクト「ロボメイツ」を、産業技術短期大(西昆陽1)や地元企業、学校と産学連携で展開。同プロジェクトで行ってきたロボットに関するイベントなどに参加し、ロボットに興味を持った子どもたちに「さらなる学びの場」を提供しようと昨年6月、同スクールを開講した。
「ロボットを作り、使い、『できる』を広げる」をコンセプトに、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)を組み合わせた教育理念「STEAM教育」を取り入れたカリキュラムを展開。1期目に引き続き、産業技術短期大学内に教室を構え、同大電気電子工学科・二井見博文教授がカリキュラムを監修。二井見教授、ロボキャンスタッフが講師を務める。
カリキュラムを監修し、講師も務める同大電気電子工学科・二井見博文教授
内容は、プログラミング言語「Processing(プロセシング)」を学ぶ講義、マイコンボード「Arduino(アルディーノ)」を用いたロボット工作、デジタルアート制作、二足歩行ロボット操作体験などを予定。パソコンやプログラミング、ロボットについて知識がなくても参加できるよう「専門的でありながら分かりやすい内容」を用意するといい、大学生がチューターとして参加し子どもたちをサポートする。
マイコンボード「Arduino」を用いたロボット工作の様子
期間は4月~来年3月の土曜(月2回、全24回予定)。開催時間は、Aクラス=10時~12時、Bクラス=14時~16時。定員は各クラス15人。受講料は月額7,000円(教材費込み)。カリキュラムで使うロボットはレンタルで、終了後、買い取りも可能(別途料金が必要)。
問い合わせ・受講申し込み(3月29日締め切り)はウェブサイト、ロボキャン事務局(TEL 080-9533-7029、平日8時45分~17時45分)まで。定員に達した場合は締め切りが早まる場合がある。
3月23日開催「ロボキャンお楽しみ会」(ロボット操作体験や施設内見学など)お知らせ